アイナエ 藍苗
Mitrasacme pygmaea R.Br.
マチン科(フジウツギ科) アイナエ属
 

 

花 東三河 新城市 2011.8.28


 

 

 

花 東三河 新城市 2010.11.7


 草丈5〜15cm程、花径約2.5mmの小さな花です。花冠は鐘形で4裂します。花を閉じてる姿は、小さなキキョウを連想しました。

 『日本の野生植物 草本』III 合弁花類(平凡社)によると、分布は、「本州〜琉球,朝鮮から中国・マレーシア・ミクロネシア・オーストラリア・インド」となっています。

 また、同図鑑によると、「日当たりのよい暖地の低湿地に生える」とありますが、私が見たのは、田んぼの脇の道端や、公園内の道端の盛り上がり部や芝生で、少なくとも湿地とは言えない場所でした。芝生は保水力は高いと言えるのかもしれませんが。

 いずれも新城市内ですが、公園内の群生は複数箇所にかなり多く生えていました。ところが、『新城地方の植物』(愛知県)では、新城での分布は、「極稀」となっているのです。小さいから見つけられていなかったのか、それとも分布が広がっているのでしょうか。

 マチン科とは、あまり聞きなれない科名ですが、おもに熱帯から亜熱帯にかけて多く自生しているそうです。以前はフジウツギ科に入っていたようですが、フジウツギ属がフジウツギ科として独立したため、他がマチン科となったとのことです。

 同じアイナエ属のヒメナエは、国の絶滅危惧IB類とされています。愛知県にもあるようですが、新城にはないとされています。

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