アカマツ(メマツ、オンナマツ) 赤松(雌松、女松)
Pinus densiflora Siebold et Zucc.
マツ科 マツ亜科 マツ属 複維管束亜属


樹皮 奥三河 碁盤石山 2007.01.27

 オマツ(雄松)と呼ばれるクロマツに対して、アカマツはメマツ(雌松)と呼ばれます。

 葉の特徴としては、アカマツは柔らかく、長さ7-10cm、幅1mm前後。クロマツは硬く、長さ10〜15cm、幅1.5〜2mmとなっています。また、新芽は、アカマツが赤褐色なのに対し、クロマツは灰白色だと言います。稀にアカマツとクロマツの雑種とされるアイグロマツが生えるそうです。

 クロマツやアカマツが二葉松なのに対し、ヒメコマツや高山などに生えるハイマツは五葉松。海外(日本では植栽)には三葉松があります。

 アカマツの分布は、北海道南部、本州、四国、九州(屋久島まで)、朝鮮半島、中国東北部で、山麓から標高2000m内外まで生えています。海外付近でも見かけます。一方クロマツは、海岸沿いに多く、所により標高800〜900mまで生育しているようです。

 アカマツというと、マツタケを思い浮かべますが、マツタケの収穫期になると、立入禁止の看板などが立ったりするのをよく見かけます。マツタケはアカマツに寄生するため、マツタケが生えると、アカマツは樹勢は衰えると言います。

 参考:『葉で見わける樹木』(小学館)、『日本の野生植物 木本』(平凡社)、『登山時報 No.383(2007年1月号)』(日本勤労者山岳連盟)

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