アカショウマ 赤升麻
Astilbe thunbergii (Siebold et Zucc.) Miq. var. thunbergii
ユキノシタ科 ユキノシタ亜科 チダケサシ属 チダケサシ列
 



花・葉 南信州 蛇峠山 2005.7.17

 チダケサシの仲間は似ていて同定しにくいものの一つです。写真のものも最初はハナチダケサシかと思いました。チダケサシは普通、淡紅色の花で、小葉の先端は尾状になりません。トリアシショウマ、ハナチダケサシ、アカショウマの花弁は白色で、小葉の先端は尾状になります。

 ハナチダケサシは本州中部の亜高山帯から温帯にかけて分布します。写真のものは蛇峠山の標高1200mから1600mにかけたところですので、生育地としてぴったりだと思ったのですが、小葉の大きさが写真とは違うような気がしました。

 ハナチダケサシは小葉の幅がアカショウマより大きいのです。写真のものはスマートな形をしているため、アカショウマと判断しました。また、葉の基部がハナチダケサシは浅心形または円形なのに対し、アカショウマは楔形です。

 ちなみにチダケサシ(乳茸刺)という名は、「乳茸」というキノコを本種の茎に刺して持ち帰ったからだといいます。また、ハナチダケサシは花が密につくことから頭に「ハナ」がついているのでしょう。

 また、アカショウマは葉の表面に毛がなく、花茎の基部はしばしば赤味を帯びます。写真も赤味を帯びています。この赤味がアカショウマの名の由来ともなっているようです。

 さらに、花序の最下の側枝を除いてほとんど分枝しないのもアカショウマの特徴です。写真のものも、最下の側枝は分枝していますが、上部の側枝は分枝していないように見えます。

 登山中、他の個体には、小葉の幅の広いもの、花茎が赤味を帯びて見えないもの、花序の側枝が最下のもの以外も分枝しているものなどを見かけました。これらが別の種類なのか、よくわかりませんでした。3枚目の花のアップ写真は最初の2枚とは別の個体です。これもアカショウマかどうかあまり自信はありません。

 アカショウマの分布は東北地方南部から近畿地方・四国・中国地方と言われています。

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