メリケントキンソウ(米利堅吐金草)
Soliva sessilis Ruiz et Pav.
キク科 タカサゴトキンソウ属
 

 



花・果実 東三河 豊橋 2017.5.14

 2017年頃だったか、メリケントキンソウの話をよく聞くようになりました。その後、あちこちの公園などで見つかるようにもなり、その鋭いトゲが子供の手に刺さったりして危険で、各自治体も注意喚起をするようになりました。サッカー大会の会場が変更されたこともあるとか。愛知県では、2017年12月時点で少なくとも19地点で繁殖が確認されています。

 南アメリカ原産の帰化植物で、2003年発行の『日本の帰化植物』(平凡社)にも掲載されていて、それによると、1930年に和歌山県で採集され、1932年に報告されているとのことです。写真は1995年に三重県で撮影されたものが掲載されています。

 種小名の、sessilis とは、「無柄の」という意味です。

 タカサゴトキンソウ属の帰化植物には、他に、シマトキンソウがあります。シマトキンソウの別名がタカサゴトキンソウまたはイガトキンソウとなっています。原産地は南アメリカです。

 鋭いトゲが「ときんときん」(名古屋弁)に尖っているので、トキンソウって言うのかって、最初は勝手に想像してしまいましたが、漢字で書くと、「吐金草」なのですね。頭花を指で押し潰すと、中から黄色い痩果が吐き出されるように出てくることが元々の名の由来みたいです。

 ちなみに、日本在来のトキンソウ(トキンソウ属)には、メリケントキンソウのようなトゲはありません。

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