アリアケスミレ 有明菫
Viola betonicifolia Smith var. albescens (Nakai) F.Maek. et T.Hashimoto
スミレ科 スミレ属 ミヤマスミレ類
 

 

花 東三河 豊川市 2009.4.19

 名前も綺麗ですし、白い花も綺麗。こんな綺麗なスミレが咲いているのは山の中ではなく身近な里。それも公園のようなところに咲いているのが意外な気がします。写真も公園内のものです。

 下の2枚のものは、芝生に生えていたもので、すぐ横にはヒメスミレらしきものも見えます。そしてこのアリアケスミレは、花弁が3枚しかなく、上弁が欠落しているようです。萼片も3枚しかないようです。

 和名の由来は変化に富む花の色が有明の空の色を連想させるからだそうです。

 『日本の野生植物 草本』II(平凡社)によれば、分布は、本州〜九州、朝鮮・中国(東北)となっています。

 『日本のスミレ』(山と溪谷社)には、愛知県で撮影された花の色の濃いものも載っています。

 似ているシロスミレは、葉身が葉柄より短いのに対し、アリアケスミレは葉身は葉柄よりも長いという違いがあります。また、生育環境も違い、アリアケスミレが温暖な地の低地に多いのに対し、シロスミレは山地や寒冷地に生えます。

 形状としては、スミレに似ていますが、花の色が違います。ただ、稀にあるスミレの白花品との違いは、葉柄の翼の幅がアリアケスミレの方が狭いことなどで見分けるそうです。

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