ブルーギル　英名：Bluegill、Bluegill sunfish
Lepomis macrochirus Rafinesque, 1819
脊索動物門 脊椎動物亜門 条鰭綱 スズキ目 スズキ亜目 サンフィッシュ科 ブルーギル属

成魚　東三河 新城市　2010.11.7

　自然観察会で、公園内の池にいたブルーギルをＨさんが釣って見せてくれました。ブラックバス（オオクチバス）よりはかなり小さいサイズです。日本では２０ｃｍ前後ですが、原産地では４０ｃｍほどになるそうです。

　北アメリカ原産の外来種で淡水魚です。日本語に直訳すると、「青いえら」です。

　1960年に当時の皇太子明仁親王（今上天皇）がシカゴ市長から寄贈された１５匹を日本に持ち込み、食用として研究対象とされましたが、その後放流され、ブラックバスの餌と称して放流され、日本中に広まりました。食用になりますが、成長が遅く養殖向きではなく、あまり食べられていません。残念ながら私はまだ食べたことがありません。琵琶湖ではブラックバス同様、外来魚はリリース禁止となっています。

　日本では2005年に施行された「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」（外来生物法）で特定外来生物に指定され、愛玩や鑑賞の目的で新たに飼養をすることは禁止されています。また、研究や教育などの目的で飼養する場合でも環境大臣からの許可を受けなければなりません。他に2005年に特定外来生物に指定された魚類には、オオクチバス、コクチバス、チャネルキャットフィッシュの３種があります。

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