センチコガネ 雪隠黄金 Geotrupes laevistriatus Motschulsky,1857 コウチュウ(甲虫)目(鞘翅目) カブトムシ亜目(多食亜目) コガネムシ上科 センチコガネ科
東三河 観音山 2007.11.24『新編 豊川市史 第十巻 自然』(平成10年3月31日発行)に載っているのを見て、写真のものがセンチコガネの仲間だと知りました。豊川市ではセンチコガネは普通に見られ、他に、オオセンチコガネとムネアカセンチコガネが見られるそうですが、いずれも少ないようです。また、豊川市周辺で見られるオオセンチコガネは強い金属光沢がある美しい赤色だそうで、写真の個体は、金属光沢はあるものの、それほど赤みが強いようには見えないことと、観音山周辺のあちこちで見かけたのでセンチコガネだろうと判断しました。ただ、光線の具合によっては赤っぽくも見えるため、ひょっとしたらオオセンチコガネかもしれません。
観音山から唐沢三角点にかけて歩いていると、羽の音とともに黒っぽい物体が飛んできて、一瞬、蜂かと驚きましたが、コガネムシの仲間であることに気づき、その後、何度か同じような状況があり、また、蜂はもう寒くて活動していないのか見かけず、「またコガネムシか」と驚かなくなりました。写真は観音山の頂上で見かけたものです。
写真は何枚か撮ったのですが、草叢を意外に速く動き回り、あまりいい写真が撮れませんでした。
センチコガネという名前を見て、最初、1cmサイズのコガネムシという意味かと思いましたが、それにしても変なネーミングだなあと思いました。それでネット検索して調べてみると、「センチ」は「雪隠(せっちん)」が訛ったものらしく、その由来は、糞に集まることからだとのことでなるほどと納得しました。動物の糞のほか、腐った肉や、腐ったキノコなどにも集まるようです。成虫の体長は14mm〜20mmで、春と秋によく見かけられるようです。
分布は、サハリン、北海道〜屋久島、対馬、朝鮮半島、中国となっています。
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