エゾツツジ(カラフトツツジ) 蝦夷躑躅
Therorhodion camtschaticum (Pall.) Small
シノニム:Rhododendron camtschaticum Pall.
双子葉植物綱 ビワモドキ亜綱 ツツジ目 ツツジ科 ツツジ亜科 ツツジ連 エゾツツジ属
 

 

 

花・蕾 東北 秋田駒ヶ岳 2011.7.7

 登山道を歩いていると、まずつぼみが目につきました。何のつぼみだろうか、と進むと、1つの花が開いていました。それはツツジそのものでした。でも、こんな地面すれすれに咲くツツジを知りませんでした。

 ツツジの仲間(ツツジ科)であることに間違いはありませんが、普通はツツジ属ではなく、エゾツツジ属に分類されています。長い花序があることや、大きな萼片があることなどが、ツツジ属とは異なる特徴です。

 ツツジ科は木本ですが、平凡社の図鑑では、ツツジ科の小低木は、『日本の野生植物 草本』III 合弁花類 に載っています。

 花序の先に1〜3個の花をつけます。雄蕊は10本あります。分布は、アラスカ、シベリア、カムチャツカ半島、千島列島、北海道、本州の東北地方北部となっています。東北地方では、早池峰山、岩手山、秋田駒ヶ岳に生えているようです。

 アラゲエゾツツジ(Therorhodion camtschaticum (Pall.) Small var. pumilum (E.A.Busch) T.Yamaz.)というものもあるようで、写真のものは、図鑑などで見るエゾツツジよりも毛が長く生えているように見えます。ひょっとしたら、これがアラゲエゾツツジにあたるものなのでしょうか。

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