「萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」と万葉集にある秋の七草の一つですが、東アジア原産の多年草で、奈良時代に日本に帰化したと言われています。ただ、自生品もあったのではないかという説もあります。 フジバカマ 藤袴 中国名:蘭草 英名:Thoroughwort Eupatorium japonicum Thunb. 双子葉植物綱 キク目 キク科 ヒヨドリバナ連 ヒヨドリバナ属
花 東三河ふるさと公園 2010.10.17
現在、自生のものはかなり少なく、写真のものも、公園内に植栽されたものです。よって、本来の自生種ではなく、園芸種なのかもしれません。
いずれにしても、この花を好む、アサギマダラが頻繁に訪れる場所であることに変わりはありません。写真を撮った当日も、石川県でマーキングされた個体が再捕獲されていました。
フジバカマの葉は対生で、普通3深裂しますが、ヒヨドリバナの葉は分裂しないのが普通です。また、サワヒヨドリは、葉柄がなく、フジバカマは葉柄があることで、識別できると、『開花順 四季の野の花図鑑』(技術評論社)に書いてあります。
『日本の野生植物 草本』III(平凡社)によると、分布は、本州(関東以西)〜九州、朝鮮、中国となっています。また、学名は、"Eupatorium fortunei Turcz." となっています。
『日本の帰化植物』(平凡社)では、ヒヨドリバナ属の種として、フジバカマの他に、マルバフジバカマが紹介されています。
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