ゲンノショウコ(フウロソウ、ミコシグサ) 現の証拠(風露草、御輿草)
Geranium thunbergii Siebold ex Lindl. et Paxton
フウロソウ科 フウロソウ属 ゲンノショウコ節


花 甲斐 乾徳山 2005.9.19




果実 奥三河 井山 2005.10.2


 

果実 美濃 舟伏山 2006.10.21

 花の写真は、ハクサンフウロと思われる花のすぐ近くに、一回り小さい同じような花が咲いていて、最初何だろうか、と思いましたが、ゲンノショウコを忘れていました。いずれも自信はありませんが、それはハクサンフウロと同じようなところにゲンノショウコが咲くのだろうか、という疑問を感じていることもあります。

 写真の花は紫の筋が入っていますが、この紫条が入らないものをシロバナゲンノショウコと言うそうです。また、濃いピンクの花は、ベニバナゲンノショウコと呼ぶこともあるようで、西日本に多いと言います。

 緑色の果実の写真は、花柄が二つに分かれているのがよくわかります。これはゲンノショウコ節の特徴です。また、花柄、小花柄、萼、果実に開出毛がたくさん見えます。花柄と小花柄の開出毛は長く、萼と果実のものは腺毛と思われます。同じゲンノショウコ節のコフウロやミツバフウロには腺毛が生えないそうです。なお、ここに咲いていた花も白花ばかりでした。この写真の後ろに写っている葉はシロツメクサのものと思われます。

 黒くなった果実の写真は、別名のミコシグサの名の由来にもなっているように、裂片が中軸の先端から外反して巻き上がっていて、果体から種子が落ちています。その1つの写真は、5本とも巻き上がっていますが、もう1枚の写真では、手前のものはまだ閉じていて、色もまだ緑がかって見えます。奥のものは、4本が巻き上がり、手前側の1本のみがまだ閉じています。また、この日、登山口には花も咲いていました。

 「現の証拠」とは、即効性のある薬草であることから来ているそうで、名前からしても薬草を代表する花だと言ってもいいでしょう。胃腸の弱い人には下痢止めとしていいそうです。『春日村の薬草』(春日村役場発行)には、煎じ方によって効き目が異なってくることなども書かれています。

 都市近郊では、ゲンノショウコに似て、もう少し花が小さく、葉の切れ込みが深いアメリカフウロが春に咲いているのを見かけます。

 参考:『日本の野生植物 草本』(平凡社)、『図鑑 愛知の野草』

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