高ボッチ山・鉢伏山 放牧場だった山 この山域は放牧場だったのでしょう。草地が広がっていました。何となく寂しく感じたのは花が少ない時期だから、という理由だけでしょうか?
【山 名】高ボッチ山(たかぼっちやま)(高ボッチ) 三等三角点 点名:今井 1664.88m 所在地:長野県岡谷市 鉢伏山(はちぶせやま)(奥鉢伏山・横川山) 二等三角点 点名:鉢伏山(はちぶせやま) 1928.46m(明治35年8月18日埋標) 所在地:長野県岡谷市大字岡谷字横川山10016-4 前鉢伏山 三等三角点 点名:悪ケ洞 1836.09m 所在地:長野県松本市 【山 域】筑摩山地(ちくまさんち)(高ボッチ高原・中信) 八ヶ岳中信高原国定公園 【所在地】長野県岡谷市・松本市・塩尻市 【山行日】2006年6月7日(水曜日) 【行 程】それぞれピストン 上諏訪温泉 ==(R20)== 高ボッチ山駐車場 ---- 高ボッチ山 ---- 高ボッチ山駐車場 ==== 鉢伏山荘前 -- 8:15 9:10 9:20 9:30頃 9:49-9:51 -- 鉢伏山 ---- 四叉路 ---- 前鉢伏山 ---- 鉢伏山荘前 ==(R20)== 岡谷IC ==(長野・中央 24.9km \800)== 10:13 10:38 10:48- 11:06-11:13 == 諏訪南IC ==(R20)== 大阿原湿原 ==== 伊那IC ==(中央・東海環状・伊勢湾岸・東名 186.0km 4,950円)== 12:47 -14:17 == 音羽蒲郡IC ==(R1)== 豊川(前日からの合計走行距離:651.2km) 18:39 18:48 【所要時間】高ボッチ山:約20分 鉢伏山・前鉢伏山:1時間15分(含休憩) 【標高差】高ボッチ山:約40m、鉢伏山:約90m 【天 候】晴のち薄霧 18℃(上諏訪温泉出発時)、12℃(高ボッチ下山時)、14℃(鉢伏山登山開始時)、 19℃(前鉢伏山)、22℃(帰宅時) (6月7日10時諏訪の気象庁データ:気温20.0℃、相対湿度62%、風速2.1m/s、風向:北北東) 【地 図】1:60,000山と高原地図33美ヶ原・霧ヶ峰(昭文社)2000年版 【スタイル】ミズノ運動靴、薄手ショートソックス、MILLETザック、mont bellズボン(中国製 ナイロン100%)、 綿100%半袖Tシャツ(中国製)、ウェストバッグ、眼鏡、腕時計(CASIO TWIN SENSOR)、 カメラ:MINOLTA DiMAGE 7(首から下げて歩く)前日は、八子ヶ峰と鷲ヶ峰に登った。今日は少し場所を変えて、高ボッチ山と鉢伏山に向かう。以前に高ボッチ山直下の駐車場まで車で来たことはありましたが、ガスと雨のため、山頂までは行きませんでした。今日は大丈夫のようです。ただ、午後には天気は崩れてくるという予報もあるので、鉢伏山まで行けるかどうかちょっと心配です。まずは高ボッチ山のピークハント。山頂のすぐ西下方にある自然保護センターのある広い駐車場に車をとめます。自然保護センターはまだ時間が早いのか、開いていないようです。
山頂に向かって登ると、やはり花は少ないのですが、霧ヶ峰方面とは若干植生が異なっているようです。山頂も広く、諏訪湖が見渡せます。空気が澄んでいれば言うことのない風景なのでしょうが、今日は若干霞んでいるのが残念。
高ボッチ山からうっすらと見える諏訪湖駐車場に戻り、車で鉢伏山へ移動。崖の湯への分岐から先は一本道。鉢伏山荘で行き止まりになっていて駐車場があります。駐車車両は他に1台。ここにとめてまずは鉢伏山へ。駐車場から少し登ると四叉路があります。直進は扉温泉、左は前鉢伏山、そして右が鉢伏山です。
鉢伏高原スカイラインから萱の沢を隔ててなだらかな鉢伏山を見上げる
鉢伏高原スカイラインから萱の沢源流と鉢伏山荘を見る元は牧場だったのでしょうか、柵や建物があります。草地にはやはりあまり花は咲いていません。高ボッチ山ほど近くはなく、なだらかに登っていきます。
鉢伏山への途中にある古そうな建物山頂は高ボッチ山よりも広く、三角点のある場所の他、「鉢伏山頂」の表示がある建物のある場所、鉢伏神社のある場所、石造物群のある場所。「横川山」の看板も見ました。鉢伏山から南に流れる水は横河川となって諏訪湖に注ぎます。その源流にある山であることからの名前でしょう。諏訪湖の水は天竜川となり太平洋に出ます。鉢伏山の北側へ流れた水は信濃川となり日本海に出ます。つまり中央分水嶺となっている山なのです。
鉢伏神社
鉢伏山の表示があるところは三角点のある場所から少し離れた低い場所にある
石造物群分岐に戻り、次は前鉢伏山に向かいます。正面にあるなだらかな1850mピークは北側を巻いていきます。車道を右に見送り、踏み跡に入り、広い尾根を北上します。天気があやしくなってきました。カラマツの新緑が鮮やかです。
三角点に着いた頃には薄いガスに包まれました。水分を少し補給し、飴を口に含んでから引き返します。
前鉢伏山にあった綺麗に積まれたケルン
ガスが出てきた前鉢伏山さて、あまりにも花の少ないのに欲求不満で、どこかに寄りたい気分です。そこで頭に浮かんだのが6年前の6月に一度訪れたことのある大阿原湿原。入笠山へ行く途中にある湿原です。ここなら少しぐらい違う花が見られるのではないかと、かすかな期待を持って向かいます。
岡谷ICから高速にのり、諏訪南ICで出ます。その間の諏訪湖SAでちょうど正午頃となり昼食とします。諏訪湖定食(\1,260)はそれほどおいしくはありませんが、サービスでつけてくれたアイスクリームがとてもおいしかったです。
入笠山へ向かって登っていくと雨が降ってきます。雷雨のようです。山頂には行かないから大丈夫だろうとそのまま進みます。そして湿原に着きました。先客の車は1台。ちょうど戻ってきたところのようで、湿原の花の状況を聞きます。やはり花の時期には早いようです。
ザックは無しで、首からはデジタルカメラを下げて、換えの電池の入ったウェストバッグと傘だけ持って出発します。6年前は左回りに歩いたので、今日は右回りとします。ズダヤクシュはまだ蕾です。途中でやはり雨が降ってきて傘をさします。沢を横断するところにはそこそこ花が咲いていましたが、種類はあまりありません。蕾の花もあります。途中で一組のみとすれ違います。雷も鳴っています。
大阿原湿原は少しは花が咲いていて、しかも諏訪湖の北方とはちょっと違った花も咲いていて、少しは溜飲も下がり、後悔せずに帰途につくことができます。
時間はそれほど遅くないので、伊那ICまでは下道を走ることにします。恵那峡SAで夕食をとり帰宅しました。翌日東海地方は入梅したようです。
見かけた花
セイヨウタンポポ、ウマノアシガタ、タテヤマリンドウ、フデリンドウ、ミヤマヤナギ?
【高ボッチ山・鉢伏山が紹介されている本】 『分県登山ガイド15 長野県の山』(山と溪谷社)1998年11月30日第2刷 荷直峠から扉温泉へのルートが紹介されています。 こちらで購入できます→楽天ブックス『長野県の山改訂第3版分県登山ガイド』 『中部の山々 その2』(財団法人東海財団)平成14年3月 「鉢伏山と高ボッチ」として紹介されていて、植生などの記述もあります。 『新・花の百名山』(文春文庫)1997年8月5日第8刷 鉢伏山に著者の田中澄江は何度か訪れているようです。 こちらで購入できます→amazon.co.jp『『新・花の百名山』 楽天ブックス『新・花の百名山』 『新日本山岳誌』(ナカニシヤ出版)2005年11月15日第1版第1刷発行 鉢伏山の歴史、高ボッチ山の名の由来などについて紹介されています。 『コンサイス日本山名辞典修訂版』(三省堂)1989年9月1日第6刷 高ボッチ山、高ボッチ高原、鉢伏山、鉢伏高原、前鉢伏山、筑摩山地の項があります。
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