ハイマツ 這松 Pinus pumila (Pallas) Regel マツ科 マツ亜科 マツ属 単維管束亜属
葉 北八ヶ岳 蓼科山 2007.3.17
高山帯を代表する植物と言えるでしょう。常緑ですから雪の下でも緑色の葉をつけています。ヒメコマツ(ゴヨウマツ)などと同様、五葉の松です。葉の断面は三角形で、維管束が1本通っています。これに対し、クロマツやアカマツは、断面が半円形で、維管束は2本あります。
無雪期にハイマツの海を藪漕ぎするような場所では苦労します。幹は地を這い、枝の上に足を置くことが多くなりますが、幹は丈夫でなく、乗ってもたわんで、斜面ではずり下がることになります。それに手には松脂が付きます。
分布は、東シベリア、カムチャツカ、千島列島、サハリン、北海道、本州、中国東北部、朝鮮半島で、本州では高山帯に群生し、その南限は赤石山脈の丸盆岳、西限は加賀白山となっています。
参考:『日本の野生植物 木本』(平凡社)
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