ハクサンコザクラ(ナンキンコザクラ) 白山小桜(南京小桜)
Primula cuneifolia Ledeb. var. hakusanensis (Franch.) Makino
サクラソウ科 サクラソウ連 サクラソウ属 ハクサンコザクラ亜属
 

 

 

 

花 妙高連峰 火打山 2007.7.24

 火打山では高谷池と天狗の庭の間にある標高約2120〜2140m付近のロックガーデンと呼ばれるところに群落があり、『花の百名山』(文春文庫)や、中高年のための登山学 登山道で出会える花』(日本放送出版協会)でもこのあたりのハクサンコザクラが紹介されています。同じ場所にはイワイチョウも多く、その葉が目立ちます。ハクサンコザクラの葉は根茎に束生しているだけで、目立ちませんが、花茎が5〜15cmに立ち上がり、先端に散形につく紅紫色の花冠が目立ちます。場所と角度によっては、紫色の絨毯のように見えるところもありました。

 分布は、本州の飯豊山から白山までの日本海側の高山となっています。

 同じハクサンコザクラ亜属には、他に、ヒナザクラがありますが、ヒナザクラは花が白色です。サクサンコザクラと同じく花が紅紫色のイワザクラなどの方が似て見えますが、花の大きさは、ハクサンコザクラの花径が約2cmなのに対し、イワザクラは花径は2.5〜3cmあります。イワザクラはハクサンコザクラと同じサクラソウ属ですが、サクラソウ亜属となっています。

 参考:『日本の野生植物 草本』(平凡社)

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