早池峰山 7月初旬の平日に周回 休暇を利用して、花の早池峰山に登りました。最大の目的は、早池峰の名を持つ、ハヤチネウスユキソウを見ることです。
登りの河原坊コースからガスの上に頭を出す薬師岳を振り返り見る
【山 名】早池峰山(はやちねさん) (早池峰、東根岳、東子岳、東子嶽) 1914m (北上山地最高峰) 早池峰剣ヶ峰(はやちねけんがみね) 1827m 【三角点】一等 1913.6m 点名:早池峯 【山 域】北上山地(岩手、遠野三山、北上高地) 早池峰国定公園、 早池峰山周辺森林生態系保護地域(林野庁 東北森林管理局)、 早池峰自然環境保全地域(環境省) 【水 系】北上川支流稗貫川上流岳川上流コメガモリ沢水系、 閉伊川支流御山川水系、閉伊川支流吉部沢水系、閉伊川支流小国川支流薬師川水系 【所在地】岩手県花巻市・宮古市・遠野市 【山行日】2011年7月6日(水曜日・大安) 【行 程】登り:河原の坊(正面)コース、下り:小田越コース 7月5日(火) 豊川 ==(R1)== 音羽蒲郡IC ==(東名・伊勢湾岸・東海環状・中央)== 神坂PA ==(中央 54.2km)== 4:37 4:45 6:06-6:22 == 駒ヶ岳SA ==(中央・長野 70.6km)== 梓川SA ==(長野 35.5km)== 姨捨SA == 6:59-7:22 8:08-8:39 9:02-9:19 ==(長野・上信越・北陸 214.3km)== 黒埼PA ==(北陸・磐越 40.1km)== 阿賀野川SA == 11:38-11:51 12:24-12:57 ==(磐越・東北 115.5km)== 安達太良SA ==(東北 154.6km)== 長者原SA ==(東北 56.5km)== 14:21-14:39 16:17-16:39 == 前沢SA ==(東北)== 花巻IC ==(県37)== ローソン ==== コスモ石油 == 17:16- 18:19 18:21- ==(県37・R4・県117・県265・県25・R456・県25・R396)== 道の駅紫波(車中泊)(1日の走行距離:925.8km) 19:05 7月6日(水) 道の駅紫波 ==(R396・県25、18.9km)== 道の駅はやちね ==(県25、13.8km)== 河原の坊駐車場 ---- 打石 -- 4:59 5:26 5:49 - 6:00 8:39 -- 千丈ヶ岩 ---- 早池峰山 ---- 門馬分岐 ---- 剣ヶ峰分岐 ---- 剣ヶ峰 ---- 剣ヶ峰分岐 ---- 五合目 -- 8:56 9:30-9:53 10:19 10:26 10:59-11:01 11:43-11:46 12:14 -- 小田越 --(県25)-- 河原の坊駐車場 ==(県25、13.5km)== 道の駅はやちね ==(県25・県46)== 紫波IC == 13:34 14:25-14:58 15:16-15:21 15:54 ==(東北自動車道 \400、18.0km)== 盛岡IC ==(R46)== 雫石プリンスホテル ==(R46・県1、24.3km)== 16:06 16:33 - 17:18 == ホテルジン ---- 盛岡駅 ---- ホテルジン(泊)(1日の走行距離:136.5km) 17:52 【山行時間】8時間25分(休憩を含む) 【標高差】約870m 【人 数】1人(単独) 【天 候】晴 気温:20℃(道の駅紫波出発時)、17℃(5:26道の駅はやちね)、15℃(登山開始時)、 19℃(早池峰山)、24℃(15:16道の駅はやちね)、23℃(雫石)、27℃(ホテルジン) 7月6日紫波の気象庁データ:平均気温23.9℃、最高気温29.4℃、最低気温19.8℃、平均風速1.4m/s、 最大瞬間風速5.8m/s、最多風向:南 【地 図】山と高原地図6「栗駒・早池峰」2009年版(昭文社) 1:50,000 1:25,000地形図 早池峰山(所持せず) 【スタイル】皮登山靴zamberlanフジヤマ、厚手ショートソックス、MILLETアタックザック、青色半袖Tシャツ、 mont bellズボン(中国製 ナイロン(バリスパン)100% \6,570)、緑色タオル(首にかけて歩く)、眼鏡、 「山と溪谷」水色手拭い(途中から頭に巻いて歩く)、腕時計(CASIO TWIN SENSOR)、黒色ウェストバッグ、 mont-bellポリエステル100%(ウイックロン)半袖Tシャツ(日本製)、綿100%トランクス(中国製)、 デジタルカメラ:MINOLTA DiMAGE7、SONY α350(いずれも首に提げて歩く) 【所持飲料】サントリー生姜のはちみつレモン400g(完飲)、KIRIN ソルティ・ライチ500ml(約400ml飲む)、 サントリー伊右衛門(緑茶)500ml(約450ml飲む)、C1000レモンウォーター500ml(飲まず)、 アクエリアス カロリーオフ500ml(約250ml飲む)◆経緯◆
日本に30件ある植物の特別天然記念物のうちの一つ、「早池峰山及び薬師岳の高山帯・森林植物群落」に指定され、蛇紋岩の山で、独特の植生があるという早池峰には何年も前から登りたいと思っていました。そして、ようやく、会社の勤続20年達成でもらえるリフレッシュ休暇を利用して出かけることができました。3月11日に東日本大震災がありましたが、これによって中止したりもしませんでした。登山に影響があるかは心配していましたが、どうやら崩壊などもなく、登山できるようです。また、震災があったから、東北でお金を落とそうなんて考えは後付け程度です。ただ、放射能の影響は心配で、当初は東北でもできるだけ遠い日本海側にしようと考え、秋田駒ヶ岳を第一候補としていました。しかし、早池峰が近くにあることがわかり、また、ハヤチネウスユキソウはもう咲いているとわかり、ならば、以前から行きたかった早池峰にこの機会に登ろうと考えました。山と高原地図「栗駒・早池峰」は、2年前の7月に購入済です。しかも、休暇の最初は北岳に登ろうかと考えていました。しかし梅雨時でもあり、なかなかいい天気にはなりそうにありませんでした。一方、東方地方は、月火のみ雨マークがあり、水木は晴または曇でした。ということで、北岳はあきらめ、東北に行くことにしました。雨の火曜に移動し、翌水曜に登山の計画を立てました。
◆出発まで◆
木曜夕方に歯の詰め物が取れたので、土曜に歯医者へ行き、日曜は、茶臼山(記録)。月曜は外出せず、火曜早朝に出発します。◆前日の移動◆
深夜0時から4時の間にインターに入れば深夜割引で5割引になりますが、そこまではできませんでした。でも朝6時までにインターに入れば平日夜間割引が適用され3割引となります。豊川の自宅を4:37に出発します。天気は曇、気温は23℃でした。車の総走行距離は101,100kmです。既に10万kmを超えているので、車の調子もちょっと気になりますが、6月25日に、ネッツでオイル交換は済ませておきました(\2,100、100,652km)。音羽蒲郡インターを入ったのは4:45でしたので、3割引となります。かなりの長距離なので、3割引でも大きな金額です。カーナビのお勧めルートは東京経由になりますが、関東を通ると混雑するかもしれないと思い、北上するルートを選択します。料金は、東京経由だと花巻インターまで通常\16,700乃至\16,900となりますが、途中、別料金の高速を通るため、ETC割引は少なくなり、\14,000乃至\14,200となります。高速道路の走行距離は800.5km乃至802.3kmです。東京を通らなければ全区間で3割引が適用されるため、通常\17,500のところ、\12,250となります。休日上限\1,000と比べれば、12倍以上の料金ですが、仕方ありません。\5,250も安くなったと思えば儲けものです。距離は897.5kmと東京経由の最短よりも97kmも長くなり、それだけ見積上の時間もかかります。
さすがに高速道路もすいています。東名高速道路から豊田ジャンクション経由で伊勢湾岸自動車に入り、豊田東ジャンクション(まだ開通していませんが、第二東名のジャンクションになる予定)からは東海環状自動車道となります。さらに土岐ジャンクションで中央自動車道に入ります。そして最初の休憩場所は、神坂パーキングエリアにしました。途中、雨にも降られましたが、パーキングエリアに到着したときは曇で、気温21℃でした。自宅からの走行距離は119.5km、所要時間は1時間29分です。まだ朝食はとらず、自宅から持ってきたPETボトルの「やみつきミルクコーヒー」を一口飲みます。
次は、駒ヶ岳サービスエリアに入ります。神坂パーキングエリアからほんの54.2kmですが、朝食をとることを考えて寄ってみました。でもまだパスします。
岡谷ジャンクションから長野自動車道に入り、梓川サービスエリアに入ります。ここで朝食とします。自宅を出発してから3時間半ほど経過し、朝8時を回りました。天気も晴れ、気温も24℃と高くなってきました。「レストランあづみ野」(領収書は「レストラン第一」となっていました)で780円のモーニングセットを食べます。フリードリンクで、カルピスと有機栽培のホットコーヒーを飲みます。サービスエリアには、映画「岳」展示コーナーもありました。
次は姨捨サービスエリアで休憩します。また曇ってきました。この先更埴ジャンクションで2ルート選択できます。往路は新潟経由にします。以前、鳥海山へ行ったときも、新潟方面へ行っています。なんとなく通ったことのある方へ行きたくなるものです。東北へ行くなら日本海側が通過ルートという固定観念があるのかもしれません。関東に近づくと混雑しているというイメージもあります。
新井パーキングエリアの2.7km手前では高速道路なのに片側交互通行の規制をしていました。最大15分待ちということになっています。そこまでは待ちませんでしたが、エンジンは切って待ちました。高速道路では初めてです。これも震災の影響でしょうか。長野県北部でも大きな余震がありましたが、そのときの被害でしょうか?
上越ジャンクションで北陸自動車道に入り、黒埼パーキングエリアまで行きます。途中の片側交互通行で一旦停止したとはいえ、姨捨サービスエリアから214.3km、2時間19分経っています。エネオスでガソリン補給もします。出発前に給油してから501.2km走り、40.00L入りました。クレジットカード払いで、6,120円(153円/L)。燃費は、12.53km/Lでした。
新潟中央ジャンクションから磐越自動車道に入ります。そのままジャンクションから北上してしまうと、高速道路はなくなり、一旦一般道を走らないといけなくなります。そうなると割引対象から外れてしまいます。どちらが安いかはわかりませんが、高速をずっと走っていれば、信号もなく楽ですし、食事の心配もしなくて済みます。
阿賀野川サービスエリアで昼食とします。ネギトロ丼セット(うどん)を780円で食べます。そして福島県に入ります。生まれて初めての福島県です。しかし、そこは放射性物質を撒き散らした東京電力福島第一原子力発電所がある県でもあります。できれば避けたいところですが、高速が通っているのです。それにあまり過敏になるのもどうか、とも思います。そこで暮らしている人はいっぱいいます。情報が少ないので実際のところはよくわかりませんが、通過するだけなら被爆量も大したことはないと信じるしかありません。途中、右手に猪苗代湖がちらっと見えました。
その後、郡山ジャンクションから東北自動車道に入ります。安達太良SAで休憩します。出発から阿賀野川サービスエリアまでは21〜23℃だったのですが、安達太良サービスエリアでは29℃もあります。夏の福島県は暑いのでしょうか。日本海側から太平洋側へ来たのが大きいのでしょうか。天気も曇から晴になりました。往路において福島県内で車から出たのはここだけです。
宮城県に入り、長者原サービスエリアでも27℃あります。ビタミンウォーターを買います(\147)。宮城県へは友人の結婚式で招待され、飛行機で仙台を訪れたことがあります。そのとき、ついでに蔵王にも登りました。
17時を過ぎて岩手県の前沢サービスエリアに入ります。岩手県を訪れるのも初めてです。これで東北6県は全て訪れたことになります。あと訪れたことのない県は、関東地方の栃木、茨城、群馬、埼玉、中国地方の島根、四国の徳島、高知、愛媛、九州の長崎、大分、沖縄と、全部で11県となりました。関東地方が4県ともっとも多いのは、やはり人が多そうなイメージがあり、避けているのが大きいのかもしれません。
前沢サービスエリアは、まだ27℃あります。ここで夕食とします。この日の3食は全てサービスエリアで食べることになります。前沢牛焼肉丼(\1,000)を食べます。山行前なので、肉を食べておきます。また、会社の職場へのお土産として、「前沢牛パイ」を2箱買います(\630×2)。32個あれば、何とか大丈夫でしょう。これで、しなければならないことが一つ減りました。もっとも前沢観光などせず、単なる通過点なのですが。前沢のお土産だからといって、前沢はどうだった、なんて聞かれることはまずないでしょう。職場に山形出身者はいても、岩手出身者はおりませんし。それに、平泉なら世界遺産登録もされた旬の名所ですが、前沢ならかなりマイナーでしょう。じつは前沢牛どころか地名すら私は知りませんでした。正確には、以前にその地名を目にしていた可能性はありますが、ほとんど記憶には残っていませんでした。
しばらくして、放射能汚染された稲藁の飼料が全国に出回り、牛がそれを食べたということで、問題になりましたが、この時点ではそんな問題は知る由もありませんでした。その後、前沢牛も出荷自粛となっていました。まあ、中には東北土産というだけで、心配する人もいるかもしれませんが、嫌なら食べなければいいだけです。
ガソリン補給と翌日の朝と昼ご飯をコンビニで買うため、早池峰に近い紫波インターではなく、花巻インターを下ります。一つ手前で下りれば、万が一、見つからず、コンビニを探したり、ガソリンスタンドを探したりするリスクが減ると考えたのです。
花巻インターを下りてすぐのローソン花巻インター二枚橋店に寄ります。PET飲料5本やおにぎりなど、明日の朝食、昼食などを購入します(\1,690)。そして、道を挟んですぐのコスモ石油にも寄ります。黒埼パーキングエリアで給油してから411.7km、33.00L入りました。燃費は、12.48km/Lで、黒埼パーキングエリアで給油したときと同程度でした。
紫波の道の駅に着き、ここで車中泊とします。気温は22℃、天気は曇でした。ちょうど暗くなる前で、寝仕度をするにはちょうどよく、また寝る頃には暗くなりました。他にも何台かとまっていますが、多くはありません。暗くなっても電灯がつかなかったので、ラッキーと思っていたら、一度目が覚めたとき、明るくなっていました。それでももう眠りモードになっていたので、問題なく眠れました。
◆当日のアプローチ◆
朝、4:01に起床し、ローソンで買った盛岡風冷麺(\498、388kcal)を食べます。盛岡風となっているのは、製造が岩手県ではなく宮城県だからでしょうか。それとも盛岡冷麺の特徴が何か別にあるのでしょうか。盛岡にはまだこの時点では行ったこともありませんが、以前に宮城県へ行ったときに食べた冷麺はそれまで食べたことのない半透明の麺で、とてもおいしかったのを覚えています。空は晴れています。トイレで歯磨きも済ませて出発します。一旦山道のような県道25号線(紫波川井線)を通って、道の駅はやちねに出ます。そこからが本格的な登りの県道になります。平日なので、規制はされておらず、河原の坊駐車場まで入れます。道の駅紫波から、32.7kmでした。
◆コメガモリ沢沿いルート◆
早池峰総合休憩所で350円の携帯トイレを購入して出発します。ただ、小銭がなかったので足りない分は下山後に払うことにします。携帯トイレは使用したこともなければ、見たこともありませんでした。使用するつもりはありませんが、試しに購入してみました。一度どこかで使用してみたいと思います。サニタクリーンで大・小共用となっています。便袋と高速吸水凝固シートが接着一体化されているとも書かれてあります。特許、実用新案としても登録済となっているようです。
登山口の早池峰総合休憩所
携帯トイレ無人販売ボックス登りはコメガモリ沢沿いコースを選択します。いきなり沢です。前日雨が降ったようで、水量は多いと思われます。花の山だけあって、写真を撮りながら歩いている人が何人もいます。ほぼ一緒に出発した人は三脚を2台もザック左右に取り付けていました。私がカメラを首にぶら下げているのを見て、その人もカメラを出したようです。その人のペースは遅めで、この後、会ったのは下山後の駐車場でした。
沢を横断する地点にはロープも 渡っているのはほぼ一緒に出発した人(ダブルストックとダブル三脚)
コメガモリ沢を登る 若い男性(沢の左側を登っている)が追い抜いていった
コメガモリ沢の中の岩には登山道を表す看板がありましたガスで視界はなくなります。前夜に天気のチェックはしていませんでしたが、大丈夫でしょうか。携帯でチェックしようとしましたが、圏外でした。でもそのうち、ガスは晴れてきました。
コメガモリ沢の上方はガスの中
ガスの中へ
ガスがはれて尾根が見えた
ガスを抜けると青空が広がった
ガスと青空の斜面途中、郡山からという人とは、抜きつ抜かれつ、写真を撮りながらの歩きでした。ナンブイヌナズナの名などを教えていただきました。焼石山も花が多くていいよ、とも聞きました。ただ、何年か前の地震で短距離ルートが通れなくなり、今は片道5時間のコースになると言っていました。振り返ると、ガスが切れて薬師岳が顔を現しました。この山はすぐ隣(直線距離で3km程)ですが、花崗岩の山で、植生も異なるとのこと。またの機会に登りたいと思います。
岩場を登る
打石(ぶついし)を見上げる
打石を横から見るとこんな感じ
こんな岩もありました◆早池峰山から剣ヶ峰へ◆
登り詰めたところが、早池峰の山頂でした。帰宅後に数えたら深田百名山では52番目に登った山となりました。北上山地の最高峰でもあります。昼食とします。ウメ・シーチキンのおにぎりを食べます。山頂には避難小屋に隣接してトイレもありますが、携帯トイレ専用になっているようです。利用しませんでしたので、詳細はわかりませんが、小さな個室になっているだけなのでしょう。下りも郡山からの人とほぼ同時に出発となりましたが、花が多く、私が遅くなり、その後、彼とは会いませんでした。
山頂の小屋
山頂
一等三角点「早池峯」
山頂にて 亀?のような岩
山頂付近は木道が整備されています左に門馬コース分岐がありますが、通行はできなくなっているようです。門馬口握り沢コース4合目付近で橋が流失したとのことです。
山頂付近の木道を歩く早池峰剣ヶ峰との分岐から、剣ヶ峰方面へ行ってみることにします。さすがに人はほとんどいません。少し行ったところで、二人組がいただけです。剣ヶ峰のことを聞くと、それはもっと先だと言います。ガスで先も見えない状態でしたが、行ってみることにします。途中で引き返してもいいと思いながらも、もう少しもう少しと進むうちに、何とか、剣ヶ峰までたどり着けました。途中、ハエが多いのには閉口しました。でも、ここでしか見られない花もいくつかありましたので、大正解です。ただ、ガスがかかって、まだ先まで行けるだろうか、雷は大丈夫だろうか、などと考えながらの歩きでした。まだ午前中だったので、雷は大丈夫だろうと言い聞かせての歩きでもありました。
ガスで展望無しの早池峰剣ヶ峰
早池峰剣ヶ峰から見下ろす
樹海
ガスがかかる尾根
ガスがかかる山の斜面
綺麗な三角形のピーク◆小田越コース下り◆
分岐に戻り、ここからは下りです。他に人も多く歩いています。写真を撮っていると、それは何という花か、と聞かれたりします。それだけミヤマオダマキが多く、目立ちます。登りもそうでしたが、下りは特に石で滑りやすいので注意が必要です。石が濡れているわけでもないのに滑りやすいのは不思議ですが、ひょっとして蛇紋岩ということと関係があるのでしょうか。それとも単に、ビブラムの靴底が劣化してきたのでしょうか。12:45頃、途中で休憩し、紅さけのおにぎりとゆで卵を食べます。
「剣ケ峰分岐」には道標があります
ガスの梯子場を見下ろす
2本並列の梯子
1本梯子は迂回路もありました
ガスがはれた山頂部を振り返り見る
前方の小田越方面を見下ろす
河原の坊の駐車場を見下ろす 拡大してみると自分の車も確認できました
薬師岳の容姿
小田越手前の木道◆車道歩き◆
小田越から駐車場までは県道歩きです。結構暑さが感じられます。それでも下りなのと、花がいくつも咲いているのが救いです。
小田越登山口
県道を歩いて遠野市から花巻市へ
宮澤賢治の誌碑がありました
岩手県交通「河原の坊」バス停◆温泉へ◆
駐車場に戻り、出発時、小銭がなかったので、携帯トイレ代の残りを払っておきました。さて、まずは温泉です。行き先はかけ流しということで、雫石プリンスホテルとしました。道の駅はやちねで100円のコカ・コーラゼロを買って飲みます。喉が渇いたときの炭酸は最高です。ここの道の駅は、自販機ぐらいしかない閑散とした道の駅です。場所的に仕方ないでしょう。あまり観光客が立ち寄るような場所ではありません。ただ、登山を終えたと思われるグループが1組、休憩していました。温泉までは結構時間がかかりそうなので、わずかですが、高速道路を紫波から盛岡まで使用します。平日昼間割引で通常600円が400円です。あとは一般道で、雫石の山奥にあるプリンスホテルに向かいます。ホテルにはゴルフ場と、シーズンオフのスキー場が隣接しています。ゴルフ客は多いようです。
◆ホテルへ◆
さっぱりして、今日の宿泊は盛岡のホテル ジンというところです。無料の朝食付で4,500円はなかなかの安価です。部屋も狭さを感じません。ただ、部屋からネット接続できないのは残念。トイレもウォシュレットではありません。翌日は秋田駒ヶ岳に登ることとし、下山後の宿泊先を携帯から予約しました。◆翌朝◆
朝食は、パンと塩味が効いておいしい中国粥です。ドリンクはついていますが、サラダやおかずはないようでした。◆歩数データ◆
携帯電話の歩数計によると、1日で歩いた歩数は18,849歩。距離は11.3km、時間は3:54:01、消費カロリーは552kcal、脂肪燃焼78gでした。見かけた動物
キセキレイ、ホトトギス(声)、ウグイス(声)
見かけた花
ハヤチネウスユキソウ、ミネウスユキソウ、ナンブトラノオ、ナンブイヌナズナ、ヤマガラシ?、ミヤマオダマキ、ヤマオダマキ、キバナノヤマオダマキ、チシマアマナ、ミヤマシオガマ、ヨツバシオガマ、ミヤマアズマギク、ホソバイワベンケイ、ムシトリスミレ、キバナノコマノツメ、ミヤマスミレ、ミツバオウレン、チングルマ、ミヤマキンバイ、タカネヤハズハハコ、ミヤマヤマブキショウマ、タチカメバソウ、ミヤマクロスゲ?、ハクサンチドリ、ベニバナイチヤクソウ、イワウメ、コイワカガミ、ショウジョウバカマ、マイヅルソウ、カラマツソウ、ツマトリソウ、ズダヤクシュ、ツクバネソウ、コナスビ、ハリブキ、シロバナニガナ、ヤグルマソウ、シロツメクサ、ヒロハヘビノボラズ、イソツツジ、コケモモ、ウコンウツギ、タニウツギ、ミネザクラ、マルバシモツケ、サラサドウダン、ガクウラジロヨウラク、コヨウラクツツジ、マタタビ
【早池峰山が紹介されている主な書籍など】 『早池峰マナーガイド』 H23.3.作成 早池峰山と薬師岳周辺の登山道地図があります。 『日本百名山』(朝日文庫)1995年8月20日第8刷 「早池峰山」ではなく、「山は余計である。」として「早池峰」と紹介されています。 『花の百名山』(文春文庫)1996年5月30日第9刷 高山植物にあうために山に登るという著者が早池峰に至って目標を達したという。 『東北の山 岳人カラーガイドブックス11』(東京新聞出版局)昭和59年4月27日第2刷 蛇紋岩のモナドノック(残丘)が群立する山として紹介されています。 『日本の山1000』(山と溪谷社)1992年12月1日2刷 夏と冬の2枚のカラー写真が載っています。 『新日本山岳誌』(ナカニシヤ出版)2005年11月15日第1版第1刷発行 6つのコースが紹介されています。モノクロ空撮写真も載っています。 『コンサイス日本山名辞典修訂版』(三省堂)1989年9月1日第6刷 山名の由来は、「東陸脚」の意のアイヌ語だとなっています。
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