ヒメハギ 姫萩
Polygala japonica Houtt.
ヒメハギ科 ヒメハギ属


花 東三河 宮路山 2004.4.25




花 東三河 旗頭山 2009.4.12

 小さい花なので咲いていてもなかなか気づきませんが、日当たりの良いところを好むことから、登山道の真ん中に咲いていたりします。

 登山道の真ん中に咲いているのは地を這うような感じですが、宮路山での写真のように道端の草叢で見るものは上に延びていたりして少しは目立ちます。

 それにしてもこれがカキノハグサと同科同属だというのが信じられません。ヒメハギ科の花は両性で、左右相称です。また、ヒメハギ属の花弁は3個、雄蕊は8個です。

 ヒメハギの3個の花弁は基部が合着しています。花の先端にある細裂した房状の付属体は、最下方の花弁についています。雄蕊の葯は黄色で、旗頭山での写真では花弁の間から顔をのぞかせているのがわかります。

 名前は、想像できるように、萩に似て小さいからですが、ハギの仲間ではありません。

 葉が細く、線形になる品種を、ホソバヒメハギと呼ぶそうです。

 分布は、北海道〜沖縄、朝鮮半島、中国、フィリピン諸島、インドシナ半島、ヒマラヤと広範囲です。

 参考:『街でよく見かける 雑草や野草がよーくわかる本』(秀和システム)、『日本の野生植物 草本』II(平凡社)

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