ヒメカンアオイ 姫寒葵
 Heterotropa takaoi (F.Maek.) F.Maek.
 ウマノスズクサ科 カンアオイ亜科 カンアオイ属
 

花・葉 東三河 弓張山脈 2006.1.28

 名前からもわかるように葉や萼筒が小さいカンアオイです。写真は稜線に近い樹林下の登山道の真ん中にありました。写真にはヒノキの葉が写っています。

 萼筒との境につば状の環があります。萼筒内には隆起線があり格子状になっています。花期は11月から3月です。

 葉は腎円形か広卵形で、葉先は鈍頭、基部は心形になります。葉には雲紋がでることが多いようで、写真の葉にもうっすらと見られます。葉柄は暗紫色をしています。以上のような特徴からヒメカンアオイだと判断していますが、あまり自信はありません。葉が欠けているのは虫に食われたからか。カンアオイはギフチョウの食料になると言いますからその幼虫が食べた跡かもしれません。

 分布域はカンアオイ属の中ではそこそこ広いようで、愛知・岐阜・長野・石川・富山・京都南部・紀伊半島・中国地方、高知県南東部となっています。

イワタカンアオイは、ヒメカンアオイに近縁だといいます。また、ゼニバサイシンはヒメカンアオイの変種で、葉が小型の円形をしていて、根茎がやや這うといいます。

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