ヒメヤブラン 姫藪蘭
Liriope minor (Maxim.) Makino
ユリ科 ヤブラン亜科 ヤブラン属


花 東三河 弓張山脈 2006.7.24




花 渥美 2006.7.27

 場所によってはそれほど珍しくない花のようですが、花が小さいのであまり目立ちません。はっきり認識して見たのは弓張山脈が初めてでした。名前がわかれば確かにヤブランを小さくしたような感じで、ヒメヤブランの名は的を得ていると思います。ただし、ランの名があるも、ラン科ではなく、ユリ科です。他にもユリ科でランの名がつくものに、ソクシンラン、ノギラン、スズラン、タケシマランなど比較的多くあります。雰囲気がランを思わせるところがあるのでしょう。でも、花のつくりは明らかにラン科ではありません。

 ヤブランの葉幅が8〜12mm、コヤブランが4〜7mm、そしてヒメヤブランが2〜3mmとなっています。葉は同じユリ科のジャノヒゲ(リュウノヒゲ)とそっくりで、花が無ければ見わけられないような気もします。

 分布は、北海道西南部〜沖縄、朝鮮半島、中国、フィリピンとなっています。

 参考:『日本の野生植物 草本』(平凡社)

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