ヒナノシャクジョウ 雛の錫杖
Burmannia championii Thwaites
ヒナノシャクジョウ科 ヒナノシャクジョウ属
 



3枚目の写真は、先端を虫に食われたのでしょうか?


花 西三河 2008.8.10

 訪れた日、開花しているものは見かけませんでしたが、群生している様子を見ることができました。ヒナノシャクジョウを見たのはこの時が初めて。2ヶ月ほど前、同じ場所を訪れたときに、偶然会った知人にヒナノシャクジョウが群生する詳しい場所を教えてもらい、楽しみに待っていたのでした。

 2002年8月2日の朝日新聞にもここのヒナノシャクジョウが写真とともに紹介されています。その記事によると、愛知県内では4ヶ所で自生が確認されているのだそうです。愛知県では絶滅危惧II類として分類されているようです。

 和名は、シャクジョウソウの小型版というような意味でしょうか。

 ヒナノシャクジョウ属で日本に自生するものには、他にシロシャクジョウ、キリシマシャクジョウ、ルリシャクジョウなどがありますが、ヒナノシャクジョウには花に小柄がないのに対し、他のものには小柄があります。

 分布は、関東以西〜屋久島、沖縄島、中国南部、マレーシア、インド、セイロン島となっています。

 ヒナノシャクジョウ科にはヒナノシャクジョウ属のほかにタヌキノショクダイ属などが日本に自生していますが、いずれも腐生植物です。

 参考:『日本の野生植物 草本』I 新装版(平凡社)

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