ヒナザクラ 雛桜
 Primula nipponica Yatabe
 サクラソウ科 サクラソウ連 サクラソウ属 ハクサンコザクラ亜属
 

花 東北 鳥海山にて 2005.7.28

 鳥海山で見たときは、往路では見逃し、復路でふと見た足元付近に目立たず小さな花が咲いているのを見つけました。花の終わり頃だったのか、あまり多くは見かけませんでしたが、初夏には群生しているこの花が遠目からでもわかると言います。

 1枚目の写真の下部に見えるように、上半部に鋸歯があり、基部は柄状に狭くなっている葉が根際に集まってついています(中央から上に見える大きな円い葉はイワイチョウです)。根際の葉の元から真っ直ぐ花茎が伸び、小さく線形の苞が途中に付いています。先端の花冠は半開き気味で、白いのですが、花喉部が黄色くなっているのがチャームポイントでしょうか。

 東北地方にしかない花ですが、東北地方の山には広く分布しているそうです。命名者は明治時代に東京大学創設時の植物学教授を務めた矢田部良吉氏です。

Wander!花・植物鳥海山

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