本宮山 東登山道周回

 東側の登山道は誰にも会いませんでしたが、古くからある道のようでした。
【山 名】本宮山(ほんぐうさん、ほんぐうざん)(三河富士、三河本宮山、砥鹿山、本茂山、穂の山)
 (スカイラインまで)
【山 域】三河山地(美濃三河高原) 本宮山県立自然公園
【所在地】愛知県新城市(2005年10月1日に南設楽郡作手村も合併した)
【山行日】2006年10月28日(土曜日)
【行 程】東登山道周回
  豊川 ==(27.0km)== 登山口 ---- 尾根合流地点 ---- 送電線鉄塔 ---- 十七丁 ---- 二十六丁 --
  9:40               10:42       10:52              10:58         11:11        11:24
  -- 引き返し点(本宮山スカイライン)---- 分岐 --(沢沿いルート)-- 登山口 ==== 本宮の湯 ==
       11:32                             11:34                   12:09-12:22   12:42-13:38
  == 豊川(合計走行距離:57.1km)
     14:11
【所要時間】1時間27分(含休憩) 登り:50分、下り:37分
【標高差】約250m
【天 候】快晴のち曇 19℃(自宅出発時)、23℃(本宮の湯)、23℃(帰宅時)
 10月28日新城11時の気象庁データ:気温22.3℃、風向:南西、風速1m/s
【人 数】単独
【地形図】1:25,000 新城(しんしろ) 平成7年修正測量
【スタイル】重登山靴、薄手ショートソックス+厚手ショートソックス、MILLETザック、眼鏡、
 ジャージズボン(ポリエステル100%・中国製)、綿100%Tシャツ(USA製)、タオル(途中から)、
 ウェストバッグ、腕時計(CASIO TWIN SENSOR)、デジタルカメラ:MINOLTA DiMAGE7(首に下げて歩く)
 たまには歩荷トレーニングもしないとなんて思い、本宮山でも登るか、と思ったのですが、以前から気になる東側のルートに行ってみようと考えました。こちらのルートはR301から登るので、標高差はあまりなく、トレーニングには向いていません。でも一応、負荷を背負って歩くことにします。とは言っても10kg余りのザックと、久しぶりに履く重登山靴程度。知らないルートだから、あまり無理してこけても洒落にならない。

 県道豊川新城線沿い長山登山口近くのサンクス宝飯一宮店でおにぎりなどを買って新城へ。R301に入って高度を稼ぐ。本宮山スカイライン入口まで行かずに、手前の「鳥居前」のバス停が登山口になっている。駐車は少し上の路肩にする。標高は既に400m近い。

 道路を横断し、バス停横から森に入ると、植林帯で暗いが、古い石段が真っ直ぐ上がっている。すると右によく歩かれていそうな登山道がトラヴァースしていっている。石段は真っ直ぐ上へ上がっているが少し荒れている。登りは荒れた石段を選ぶ。上部は急な沢状になっていて、登れそうにない。踏み跡が続いているのだろうか。続いているとすれば、沢状の中でなく、反れていくはずである。

 少し上がると、やはり踏み跡は左へ反れてつづら折れに登っている。道幅は広くはないが、それでもしっかりしている。それなりに歩かれているような感じである。

 さらに登ると尾根に出た。尾根には左右にはっきりした踏み跡があった。左へ下っていくと林道に出るのだろう。ただ、この林道は、入口が塞がれていて車では入れない。右には、尾根上と少し左に踏み跡が並行してある。まずは並行した方を行くが、すぐに尾根上の踏み跡を行く。しかし藪っぽくなり、また並行した方を歩く。いずれも単に2本の踏み跡があるだけで、別々の道ではなかった。そのうち1本の踏み跡になる。

 送電線鉄塔を越えて、さらに登る。踏み跡は、相変わらずしっかりある。ただ、蜘蛛の巣にたまに引っ掛かるので、木の枝を前にかざしながら歩く。尾根を忠実には辿らず、ピークを巻いたりしている。そして表登山道(長山登山道)でもよく見かける、丁目石を2つ見つけた。ということは、昔からある登山道なのだろう。新城から山頂の砥鹿神社への参拝道だったのだろう。今では歩く人も稀なのだろうが、昔からある道だから、踏み跡もしっかり残っているのだと思った。



鹿の足跡だろうか



「二十六丁」標石

 そして本宮山スカイラインに出てしまう。このスカイラインは2006年2月1日から無料化され、この区間は県道本宮山保永線となった。登山道は脇にところどころあるが、どうやらしばらくはスカイラインを歩くしかないようである。車はたまに通る。車が通る脇を歩くのは避けたいので、今日はここまでとし、引き返す。



「本宮山スカイライン」こと県道本宮山保永線

 森の中に入るとすぐに、分岐がある。左へ沢の方へ下っている道があるが、荒れていないだろうか。地形図を見ると、破線がちゃんとある。登山口付近で分岐していたはっきりした踏み跡へ続いていることが予想される。行かない手はない。ふと足元を見ると、「下山←」の文字があった。行くしかない。

 踏み跡は沢の方へ下っていく。地形図を見ると、確かに沢沿いに下り、最後にトラヴァースしていき、登山口に向かっている。沢には若干水も流れている。さらに下っていくと、小さめの滝も現れる。そして登山道は、石垣で補強されている。コンクリートではないから新しいものではないだろう。この沢沿いルートも古くからあるもののようだ。



沢沿いの登山道は部分的に石垣で整備されている

 沢から離れてトラヴァースするようになっても、部分的に石垣で補強された登山道は続いていた。植林帯だが、植林される前はどんな植生だったのだろうか、などと想像する。そして、最後は、石段に合流するのだが、その手前で左に曲がっていく踏み跡があり、こちらの方が濃い。それに従って進むと、駐車した路肩のすぐ横に出た。



植林地帯の中をトラヴァースする箇所も石垣で整備されている

 道路を横断し、登山靴を脱いで、すぐに出発せずに、昼食のおにぎり2個を食べた。それから、本宮の湯に寄り、再来週から通勤することになる職場引越し先の新しい駐車場の場所を確認してから帰宅した。

 見かけた動物
 カエル

 見かけた花
 エンシュウハグマナガバノコウヤボウキ


【本宮山が紹介されている主な書籍など】

『本宮山 登山ガイド』(本宮山国民休養地運営協議会)
  今回歩いた下りコースが、「新城市コース」として紹介されています。

『こんなに楽しい愛知の130山』(風媒社)1999年10月8日第1刷
  主に長山道が紹介されています。

『三遠信の山歩き』(風媒社)1998年7月5日第1刷
  表参道(長山道)から闇苅渓谷へのコースが4ページにわたり紹介されています。

『渓谷と山を訪ねて 東海ベストハイク』(七賢出版)1995年5月7日第1刷発行
  くらがり渓谷からの本宮山が8ページにわたって紹介されています。
  改訂版はここから購入できます→amazon.co.jp 渓谷と山を訪ねて 楽天ブックス 渓谷と山を訪ねて改訂版

『名古屋周辺 続 山旅徹底ガイド 裏木曽/東濃/奥三河』(中日新聞本社)1996年3月6日発行
  表登山道(長山道)とくらがり渓谷コースが紹介されています。

『分県登山ガイド22 愛知県の山』(山と溪谷社)1995年9月25日初版第1刷
  闇苅渓谷から長山道へのコースが紹介されています。

『こんなに楽しい愛知の100山』(風媒社)1991年5月1日改訂第1刷
  主にくらがり渓谷コースが紹介されています。

『新日本山岳誌』(ナカニシヤ出版)2005年11月15日第1版第1刷発行
  4つの別称が紹介されています。

『日本の山1000』(山と溪谷社)1992年12月1日2刷
  一宮の茶畑から見た本宮山のカラー写真が載っています。

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