本宮山 秋の林道、台風の爪あと

 秋風が吹いて涼しくなった林道を快適に登りました。途中、同じ登りで林道を利用していた女性と、色々と楽しく話しながら登っていきました。



林道

【山 名】本宮山(ほんぐうさん、ほんぐうざん)(三河富士、三河本宮山、砥鹿山、本茂山、穂の山、穂山、鬼見山、大深山)
【三角点】309.24m 四等三角点 点名:東上(とうじょう) 平成15年8月11日新設
      所在地:愛知県豊川市大字東上字本宮山1番37
【山 域】三河山地(本宮山系、美濃三河高原) 本宮山県立自然公園
【水 系】豊川水系
【所在地】愛知県豊川市上長山町(かみながやまちょう)手取(てどり)・下三手川(しもみてがわ)・本宮下(ほんぐうした)・
               中三手川(なかみてがわ)・奥三手川(おくみてがわ)・
           東上町(とうじょうちょう)本宮山(ほんぐうさん)・
        新城市(しんしろし)川田(かわだ)中陣後(なかじんご)
【山行日】2011年10月1日(土曜日・先勝)
【行  程】駐車場から
  自宅 ==== サークルK ==(県21)== 登山口駐車場 ---- 林道に出る ---- 登山道交叉 ---- 砥鹿神社前 --
  8:38       8:40-                   9:07-9:09          9:15          10:13-10:15       12:13
  -- 林道に下り立つ ---- 林道終点(昼食)---- 東屋 ---- 林道交叉 ---- 登山口駐車場 ==(県21)== 
        12:43                -13:04       13:54-13:56    14:04         14:36-14:41
  == 自宅(合計走行距離:25.4km)
     15:06
【山行時間】5時間27分(休憩を含む)
【標高差】約670m
【人  数】1人(単独)
【天  候】晴(雲多め)
     気温:20℃(自宅出発時)、21℃(登山開始時)、25℃(帰宅時)
     10月1日新城の気象庁データ:平均気温20.4℃、最高気温26.1℃、最低気温13.8℃、平均風速1.9m/s、
                 最大瞬間風速11.4m/s、最多風向:北西、日照時間7.3h
【地形図】1:25,000 新城(しんしろ) (所持せず)
【スタイル】ハイドロテック スポーツシューズ HDRT-013 ダークブラウン(\7,245) 2010.04.10購入、
 ショートソックス、MILLETアタックザック、黒色ウェストバッグ、眼鏡、
 mont bellズボン(中国製 ナイロン(バリスパン)100% \6,570)、
 緑色タオル(首にかけて歩く)、腕時計(CASIO TWIN SENSOR)、中国製半袖Tシャツ(綿72%・ナイロン28%)、
 綿55%・ポリエステル30%・レーヨン15%トランクス(中国製)、
 デジタルカメラ:SONY α350 + 2.8/100 MACRO、MINOLTA DiMAGE7(いずれも首に提げて歩く)
【所持飲料】KIRIN ソルティ・ライチ 500ml(約350ml飲む)、サントリー伊右衛門焙じ茶500ml(飲まず)、
 伊藤園 Natural ジャスミンティー500ml(約250ml飲む)、アクエリアス カロリーオフ500ml(約150ml飲む)、
 本宮山は、8月8日(記録)以来、ほぼ2ヶ月ぶりです。暑かった本宮山もすっかり涼しくなりました。

 前日は、雨の予報にもかかわらず、雨が降らなかったので、ひょっとして土曜日に降るんじゃないか、と心配し、ケータイで天気予報を確認しました。すると、雨の様子はなく、晴れるようです。ならば夜更かししないで早めに寝ることにします。とは言っても就寝は深夜1時頃でしたが。

 朝7時半頃起床します。テレビでは、「サワコの朝」という新番組が放映されていました。そういえば今日は10月1日。今年度の下半期初日です。今年はあと3ヶ月となりました。
 TV番組は、阿川佐和子と松本幸四郎の対談でした。「ラマンチャの男」のニューヨーク公演で、疲れがたまっていい演技ができなかったと思っていた演技が好評だったのは、変な力が入ってなくて、自然体だったから、とのエピソードが気に入りました。
 仕事をしていても、いい仕事をしようと思っているうちはうまくいかず、いっぱいいっぱいで仕事をこなすのに精一杯になったときに、ようやく成果で出る、というような自らの経験が思い出されました。
 また、松本幸四郎が、阿川佐和子の話の受け方がうまくなった、とほめていました。きっと、「たけしのTVタックル」で上達したのでしょう。

 8時半頃、出発します。近くのサークルKに寄ると、おにぎりはほとんどなく、「ばくだんむすび(ひれかつ からし入り)」(\250、422kcal)が1個と、「赤飯おむすび」(\130、238kcal)がいくつか売れ残っていただけでした。それぞれ1個と、さらに「タマゴロウ 2個入り」とPET飲料4本と山崎製パンの「もっち歩き(チョコ)」(\118、400kcal)をQUICPayで購入しました(\1,145)。

 駐車場は、登山口に近いところからちょうど何台かが出てきましたので、入れ替わりにそこに駐車できました。ちょうどこの時間は早朝登山をしていた人の下山時刻にあたるのでしょうか。

 登山口に行くと、林道入口付近で、中学生でしょうか、指導者とともに何かのトレーニングをしているようです。そこをゆっくり歩くのも気が引けたので、登山道を登ることにします。林道歩きは下りにしようと思います。

 登山口には、新東名の東上トンネル作業所の看板がありました。「登山者の皆様へ 新東名高速道路のトンネル工事で発破を使用しています。発破音や工事音が聞こえる場合がありますが、危険はありませんのでご安心ください。」という清水建設の表示です。この区間は2014年完成予定とのことで、トンネル工事も佳境に入っているのかもしれません。

 登山道を少し行くと、左へ林道に抜けられる踏み跡が目に付きました。ならば、林道に出ましょう。林道に出ると、少し上に女性二人と彼女らの子供と思われる何人かが歩いていました。まさか山頂までは行かないでしょうが、ちょっと散歩といったところでしょうか。こんな林道で親子の散歩とはあまり見かけないので、珍しく思いました。子供の髪にはヒガンバナの花が飾られていました。

 林道を下ってくる人もそこそこいます。夏のような暑さがないので、私も快適に登っていきます。途中、沢沿いルートとの分岐点付近に、新しいフェンスが作られていました。何のためのフェンスかよくわかりません。個人の土地を明確に囲いたかっただけなのでしょうか。新東名の工事とは関係無さそうに見えましたが、どうなのでしょうか。



フェンス



フェンスができて分岐が目立つようになりました

 四等三角点のところでも休憩せず、通り過ぎます。そして、登山道と交叉する地点で、ちょうど一組がベンチを立って、歩き始めたので、そのベンチに座って休憩します。隣のベンチには男性一人と女性一人が座っていました。そして、その女性一人が先に出発しました。なんと林道を登っていきます。林道を下る人は結構見かけますが、登っていく人は稀です。

 私は飲料を少し飲んでから出発します。そして、その女性の跡を追いかけ、途中で挨拶だけして抜きます。途中、先日の台風のときか、林道脇の崖が崩れた跡がありました。林道は既にきれいに整地されていました。

 しばらく行き、私が道端の花の写真を撮っていると、その女性が花の名前を聞いてきました。そして、それから一緒に歩きます。彼女はほぼ毎日のように登っているとのこと。登山道は坂がきついので、往復とも林道歩きをしていると。

 そして、乙女前神社分岐で休憩します。みかんを1ついただきました。彼女は普通、ここで引き返すか、天狗岩で引き返すといいます。でも、たまに山頂の神社まで行くとも。そして今回は一緒に上まで行くことになりました。林道からすぐのところを右に折れて登山道を行くのが、行くときのいつものコースとのことで、それに従います。

 私は久しぶりに歩くコースです。途中に分岐があり、そちらへ行くとどこへ行けるかもその女性は知っていました。私はまだ行ったことがありませんが、またいつか行ってみたいと思います。

 長山登山道に合流すると登山者が一気に増えます。合流前も登山者が何人もいたのは意外でしたが。通行禁止の札がある巻き道は、その女性が通れるというので、そこを歩くことにします。すれ違いに下りてくる人もいました。問題なく歩けました。



通行禁止

 そして、神社の前に出たところで女性と別れました。女性は、神社にお参りしていくといいます。私は、林道方面へ行きます。大鳥居の手前の小さな鳥居のところから左に折れます。その途中で、同じ東三河山ぽ会のNさんに会いました。お互い、見た花の情報を交換し、別れました。

 谷を一つ越え、旧スケート場下の池の脇を通過し、本沢右俣の右岸を下ります。林道に下り立つと、男性が終点方面へ歩いていました。すぐ先の終点で昼食とします。すると一旦は終点より先へ進んでいた男性が引き返してきました。そして私に話しかけてきます。道が急に細くなったが、これが本当に道なのか、と。私は、あまり良い道でないことを伝え、でも、ルートは間違いではない、と伝えました。関西弁で立派なカメラを持っていたその男性は、道の悪いことはあまり気にせず、ルートが間違いないことだけに満足し、終点より先の登山道を歩いていきました。

 私はベンチに座りおにぎり2個を食べます。パンまでは食べませんでした。おにぎり2個でも計660kcalもあるのです。ベンチ前には倒木があります。先日の台風で倒れたのでしょうか。



林道終点の倒木



倒木の根元

 林道を下り始めると、サンショウが実っていました。葉をつまんで口に入れるとかなり辛さを感じました。ひょっとしてサンショウは果実のなる秋の方が春よりも葉が辛くなるのでしょうか。もちろん果実を口に入れたりはしませんでした。以前に明神山で口に実を入れたことがありますが、しばらくは舌の感覚がなくなるほどしびれてましたので。

 さらに林道を下ると、路肩が崩れている場所がありました。これも台風の爪あとでしょう。登山道と合流する地点からは登山道を下ります。いわゆる山ガールファッションの若い女性が多く歩いています。本宮山でも最近年々、若い女性登山者が増えているようです。

 そのまま登山道を登山口まで下ります。涼しくなったからか、久しぶりの本宮山でも、そんなに疲れませんでした。多少、足が重くなった程度でした。

 携帯電話の歩数計によると、1日で歩いた歩数は18,186歩。距離は10.9km、時間は3:32:10、消費カロリーは528kcal、脂肪燃焼75gでした。歩数計の正確さはわかりませんが、昼食で食べたおにぎり2個分の660kcalよりも少ない消費カロリーでしかありませんでした。

 見かけた動物
 ヤマカガシ、アサギマダラ、ホタルガ、センチコガネ、ジョロウグモ、シロガネイソウロウグモ、コガネグモ、ツクツクボウシ(声)、ザトウムシ、ショウリョウバッタ

 見かけた花
 ヤマハギ、マツカゼソウ、ミズヒキ、キンミズヒキ、シュウブンソウ、アキノタムラソウ、イタドリ、チヂミザサ、チカラシバ、ススキ、ツユクサ、マルバツユクサ、ヒガンバナ、キバナコスモス、コスモス


【本宮山が紹介されている主な書籍など】

『宝飯の植物』(愛知県東三河農林水産事務所)2004年3月10日発行
  本宮山は、「地質的には単純であるが、分布の極限植物など、県下でも有数の植物の宝庫」とあります。

『三河の自然誌』(三河生物同好会)2010年7月31日発行
  「三河の名峰 本宮山」、「三河本宮山は甲虫の宝庫」などの項があります。

『本宮山 登山ガイド』(本宮山国民休養地運営協議会)
  長山登山道は、「一宮町コース」として紹介されています。

『広報とよかわ』2007年1月1日号
  「特集・本宮山〜その魅力をたずねて〜」として4ページにわたり長山登山道を中心に紹介されています。

『穂の国ウォーキングマップ<豊川市北部地区編>』(豊川市商工観光課)
  「コースA」として長山登山道が紹介されています。

『こんなに楽しい愛知の130山』(風媒社)1999年10月8日第1刷
  長山登山道とくらがり渓谷のルートが紹介されています。

『名古屋周辺 続 山旅徹底ガイド 裏木曽/東濃/奥三河』(中日新聞本社)1996年3月6日発行
  長山登山道は、「表登山道」として紹介されています。

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