本宮山林道 終点まで

 本宮山林道を起点から終点まで通して歩きました。少し遅いのかもしれませんが、まだ色づいていた木々の葉が見られました。



長山登山道(下り)から逆光の三河湾と渥美半島の山々を見る

【山 名】本宮山(ほんぐうさん、ほんぐうざん)(三河富士、三河本宮山、砥鹿山、本茂山、穂の山、穂山、鬼見山、大深山)
【三角点】309.24m 四等三角点 点名:東上(とうじょう) 平成15年8月11日新設
      所在地:愛知県豊川市大字東上字本宮山1番37
【山 域】三河山地(本宮山系、美濃三河高原) 本宮山県立自然公園
【水 系】豊川水系
【所在地】愛知県豊川市上長山町手取・下三手川・本宮下・中三手川・奥三手川・東上町本宮山・新城市川田中陣後
【山行日】2010年12月4日(土曜日・友引)
【行  程】長山登山口駐車場から
  自宅 ==(1.0km)== サークルK ==(県21)== 登山口駐車場 ---- 鉄塔 ---- 林道分岐 ---- No.50分岐 --
  9:00             9:02-9:08               9:28-9:30       9:59       10:22         10:37
  -- No.52分岐 ---- 四等三角点 ---- 登山道交差 ---- 三河湾展望 ---- 天狗岩分岐 ---- 乙女前神社分岐 --
       10:48       10:54-10:56        10:58           11:30           11:38            11:40
  -- 砥鹿神社奥宮分岐 ---- 登山道合流地点 ---- 登山道分岐点 ---- 展望広場分岐 ---- 展望広場分岐 --
          11:41                11:55              11:56            12:12             12:16
  -- 本沢右俣交差地点 ---- 林道終点 ---- 登山道合流 ---- 新四十丁 ---- 登山道分岐点 ---- 東屋 --
          12:19          12:20-12:36       12:53          12:54           12:55         13:08
  -- 登山道交差 ---- No.52分岐 ---- 登山道合流 ---- 送電線巡視路分岐 ---- 林道合流 ---- 登山道へ --
       13:17           13:20          13:22             13:39              13:41         13:43
  -- 登山道合流 ---- 登山口 ---- 登山口駐車場 ==== ピアゴ ===== 自宅(合計走行距離:25.9km)
       13:43         13:47       13:49-13:53    14:15-15:02    15:07

  -- -- 登山道取付 ---- 砥鹿神社 ---- 東屋 ---- 林道交差 ---- 東屋 ---- 登山口駐車場 == 
       11:48     12:00-12:07    12:36-13:09  13:53-14:15    14:26        15:01     15:15-15:18
  ==(県21)== 自宅(合計走行距離:26.3km)
            15:44
【山行時間】4時間19分(休憩を含む)
【標高差】約580m
【人  数】1人(単独)
【天  候】晴
  気温:9℃(自宅出発時)、10℃(登山開始時・林道終点)、12℃(下山時)、13℃(ピアゴ)、
     12℃(帰宅時)
     12月4日新城の気象庁データ:平均気温9.7℃、最高気温13.4℃、最低気温4.7℃、平均風速2.1m/s、
                 最大瞬間風速14.9m/s、最多風向:北西
【地形図】1:25,000 新城(しんしろ) 平成7年修正測量
【スタイル】ミズノ ウォーキングシューズ "FREEWALK"、ショートソックス、MILLETアタックザック、
 黒色ウェストバッグ、mont bellズボン(中国製 ナイロン(バリスパン)100% \6,570)、
 綿100%シャンブレーインディゴ染め青色長袖シャツ(中国製、\1990、M)、
 TARAS BOULBA(アシックス)POLARTEC(ポリエステル100%)SERIES200フリース(昼食時のみ着用)、
 COTTON100% FUKUSUKE TRUNKS、眼鏡、青色半袖Tシャツ、腕時計(CASIO TWIN SENSOR)、
 デジタルカメラ:MINOLTA DiMAGE7、SONY α350(いずれも首に提げて歩く)
【所持飲料】アクエリアス カロリーオフ500ml(約250ml飲む)、伊藤園 黒豆玄米茶500ml(約100ml飲む)、
      AQUARIUS Day-Start バレンシアオレンジフレーバー カロリーオフ 500ml(飲まず)
 7月に本宮山林道を歩いたとき(記録)は、林道の終点手前から山頂に行ってしまいました。そこで、今回は、まだ歩いたことのない林道の終点まで歩くことを目的として出かけました。また、少し遅いとはいえ、まだ紅葉・黄葉が見られるだろうという期待もありました。

 朝、菓子パンを食べ、NHKテレビの『さわやか自然百景』で「福井 九頭竜川」をやっていたので、チラチラッと見ながら着替えなどの準備をして出発しました。

 国道1号線沿いのサークルKでおにぎりなどを買ってから登山口の駐車場に向かいます。登山口手前の駐車場に少し空きがあり、駐車することができました。相変わらず多くの人が登っているようです。



正面の鳥居方面へ行けば登山道、左へ行けば本宮山林道



林道本宮山線の看板

 登山口を左に折れて林道に入ります。標高は100mを越えたところです。ツワブキの花が咲いていますが植栽されたものでしょうか。舗装は50mほどでしょうか、すぐになくなります。最初のうち、道端にはコシダが目立ちます。既に下ってくる人が何人もいます。林道もある程度の数の人には利用されています。ただ、それでもほとんどが下りでしょう。特に最下部を登りで利用する人はいるのでしょうが、今まで、他にほとんど見たことがありません。

 標高160mを越えると左に送電線鉄塔を見ます。標高200m付近で、左の沢沿いに林道が分岐し、下っています。この先で林道は90°以上大きく左にカーブし、長山登山道に比べて大回りさせられます。林道が西に向かった先、標高250m付近では、送電線巡視路が左に分岐しています。「<幸田新三河 No.50 中部電力」とあります。標高310m付近では、左に送電線鉄塔があり、右にNo.52への分岐があります。

 この少し先、四等三角点「東上」は標高309.24mです。ここでアクエリアスを少し飲みます。展望がありますが、何年かしたら、木々が展望を遮ってしまうかもしれません。その先すぐに長山登山道と交差する地点には、「二十一町目」の標石が立っています。一人がベンチで休憩していますが、私はそのまま林道を登ります。この辺りでは登りで利用する人もいます。道端にはオオバノイノモトソウが目立ちます。部分的にアスファルト舗装されてしまっているのが残念です。



東側の谷間に工事現場を見ます 第二東名のトンネル工事でしょう

 少し行くと、上から軽い足取りで走ってくる人がいます。知っている71歳のOさんだったので、声を掛けます。トレーニングを止めてしまい、申し訳なかったですが、少し話をします。来年には日本300名山を全山登り終える勢いとのこと。9割近く登っているそうです。もうそんなに登っていたとは驚きです。たまに私のサイトも見てくれているみたいです。あまり参考になる登山はしていないのですが。

 林道は東に大きく迂回します。途中、標高450m付近からは三河湾や渥美半島の山々が見えます。標高490m付近では、天狗岩の分岐があります。天狗岩とは、ここのすぐ南にある509.8mピークを含む岩峰のことのようです。送電線鉄塔No.53への道標もあります。分岐を右に折れるコースは、5年前(記録)など、過去に何度か歩いています。



林道から三河湾を隔てて渥美半島の山々を見る

 乙女前神社への分岐にはベンチがあり、二人が昼食をとっていました。私はそのまま歩き続けます。昼を食べているのを見たためか、私も少し空腹を感じ始めました。すぐ先の標高500m付近には砥鹿神社奥宮への分岐があります。 道標の標高は494mとなっていました。

 標高が上がってきたためか、風も冷たく感じます。標高560m付近で長山登山道と合流し、その後、分岐する場所では、珍しく車がとまっていました。中には3人が昼食をとっているようです。何かの作業をしているようです。12時少し前ですが、もう昼の休憩に入ったようです。



長山登山道との合流地点

 もう少し林道を上がり、日当たりのいい場所で丸一製菓の「ひとくちよもぎ大福」を一つ食べます。これで少しは空腹感が減少するでしょう。

 展望広場への分岐は標高650m付近以降、二つあります。いずれも急な階段になっています。その先、少し行くと、見覚えのある場所に出ます。7月4日に登った本沢右俣(記録)での沢登りの終了点です。



二つ目の展望広場への分岐 林道終点方面は「国見岩へ」となっています

 ここを過ぎるとすぐ先が林道の終点でした。標高は680mと書いてあります。ベンチもあります。そしてこの先、踏み跡があり、国見岩へとなっています。でも、今日はここまでにします。ずっと林道歩きで疲れたのと、寒さと、今の時期、落ち葉が多く、国見岩へのルートは滑り易いのではないかと思ったのです。普段から長距離の登山をしていれば、気力も継続できるのかもしれませんが、最近は短距離の散歩程度ばかりなので、たまの長距離では気力が続きません。ベンチに座って昼食とします。食べたおにぎりは「栗しめじ」(\120、195kcal)と「明太チーズマヨ」(\125、205kcal)で、半熟ゆで卵「タマゴロウ」も1つ食べました。



林道終点にある二枚の看板



林道終点から振り返り見る

 空腹が満たされると気力も向上してきますが、やはり引き返すことにします。長山登山道と合流し、林道沿いに設置された「新四十丁」を過ぎます。ちなみに本来の四十丁目は尾根上にあります。分岐からは林道を離れ、登山道を下ります。

 東屋を過ぎ、再び林道に合流したところでは二人がベンチで休憩していました。ここからは少しだけ林道を下ります。四等三角点でも二人が休憩していました。その少し先のNo.52への送電線巡視路を左に折れ、少し下ってすぐにまた、登山道に合流します。そしてまた下部で、2本の送電線巡視路(額田三河線・三河南豊田線)が一緒になっている踏み跡を使って、今度は右に少し急な坂を下り、林道に出ます。そして林道を少し下り、またすぐ左に登山道が見える場所で登山道に移動します。林道の右下にセンリョウ畑がある場所あたりです。後は登山道のまま登山口に出て、駐車場に到着しました。

 帰路、久しぶりにピアゴに寄ります。確かユニーがピアゴに名称を変えてから初めての利用です。いつものヤマナカと置いてあるものが違うので、つい色々と買ってしまいます(\3,923)。

 携帯電話の歩数計によると、1日で歩いた歩数は17,689歩。距離は10.6km、時間は2:41:09、消費カロリーは548kcal、脂肪燃焼78gでした。

 見かけた植物
 オオバチドメ(花)、リュウノウギク(花)、ツワブキ(花)、キツネノマゴ(花)、ススキ(果実)、シュウブンソウ(果実)、チヂミザサ(果実)、フユイチゴ(果実)、マツカゼソウ(果実)、ヤマノイモ(黄葉)、イズセンリョウ(果実)、ミョウガ、コハウチワカエデ(紅葉)、ウリカエデ(黄葉)、イロハカエデ(紅葉)、タカノツメ(黄葉)、ヤマウルシ(黄葉)、コアジサイ(黄葉)、カナクギノキ(黄葉)、クロモジ(黄葉)、シロモジ(落葉)、コナラ(黄葉)、アベマキ(黄葉)、クリ(黄葉)、イヌシデ(黄葉)、イヌザンショウ(黄葉)、モチツツジ(紅葉)、ガマズミ(紅葉)、アセビ(蕾)、ゴンズイ(果実)、ソヨゴ(果実)、マンリョウ(果実)、センリョウ(果実・植栽)、ネズミモチ(果実)、チャ、イタドリ(黄葉)、アカメガシワ(黄葉)、ツルマサキ(果実)、ミツバアケビ(黄葉)、ヤブムラサキ、ヤマコウバシ、ウラジロノキ、コショウノキ、シキミ、ヒサカキ、アラカシ、ヤブツバキ、モミ、ヒノキ、スギ、アカマツ、テーダマツ、モウソウチク、サルトリイバラ、ムベ、キヅタ、テイカカズラ、マメヅタ、ミツデウラボシ、ヘラシダ、タチシノブ、ヒトツバ、ゼンマイ、シシガシラ、オオバノイノモトソウ、ウラジロ、コシダ、ホシダ


【本宮山が紹介されている主な書籍など】

『宝飯の植物』(愛知県東三河農林水産事務所)2004年3月10日発行
  本宮山は、「地質的には単純であるが、分布の極限植物など、県下でも有数の植物の宝庫」とあります。

『三河の自然誌』(三河生物同好会)2010年7月31日発行
  「三河の名峰 本宮山」、「三河本宮山は甲虫の宝庫」などの項があります。

『本宮山 登山ガイド』(本宮山国民休養地運営協議会)
  長山登山道は、「一宮町コース」として紹介されています。

『広報とよかわ』2007年1月1日号
  「特集・本宮山〜その魅力をたずねて〜」として4ページにわたり長山登山道を中心に紹介されています。

『穂の国ウォーキングマップ<豊川市北部地区編>』(豊川市商工観光課)
  「コースA」として長山登山道が紹介されています。

『こんなに楽しい愛知の130山』(風媒社)1999年10月8日第1刷
  長山登山道とくらがり渓谷のルートが紹介されています。

『名古屋周辺 続 山旅徹底ガイド 裏木曽/東濃/奥三河』(中日新聞本社)1996年3月6日発行
  長山登山道は、「表登山道」として紹介されています。

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