ホルトノキ(モガシ、ヅクノキ、ズクノキ、ハボソ)
Elaeocarpus sylvestris (Lour.) Poir. var. ellipticus (Thunb.) H.Hara
双子葉植物綱 アオイ目 ホルトノキ科 ホルトノキ属
 



葉・果実(植栽) 東三河ふるさと公園 2010.11.21


 写真の果実は、まだ緑色をしていますが、いずれ黒紫色になります。果実がオリーブに似ていて、オリーブからオリーブ油が採れ、オリーブ油のことをポルトガル油ともいい、さらにホルト油とも言うそうで、その木ということで、ホルトノキという名がついたという説があるそうです。オリーブとは違いますので、オリーブ油は採れません。なお、オリーブはモクセイ科です。

 牧野富太郎著の『植物一日一題』(博品社)によると、江戸時代の本草学者達がホルトノキをオリーブだと間違えたのだと言います。そして、「当時の学者の頭はこの上もなく疎漫で鑑定眼の低かったことが窺われる。」とも書いています。ホルトノキの葉は互生で鋸歯があり裏は淡緑色なのに対し、オリーブの葉は対生で鋸歯がなく裏は白色です。また、ホルトノキの花は離弁花で、オリーブの花は合弁花です。

 属名を表す、"Elaeocarpus" は、「オリーブの果実」を意味し、これは、ホルトノキ科の、"Elaeocarpaceae" も同様です。種小名の、"sylvestris" は、「森に生ずる」の意で、ホルトノキの生育場所を表しているのでしょう。変種名の、"ellipticus" は、「楕円形の」の意で、果実の形からでしょうか。

 『日本の野生植物 木本』II(平凡社)によると、分布は、本州(千葉県南部以西)・四国・九州・琉球の暖帯から亜熱帯にかけて、となっています。

 写真は公園に植栽されたものですが、東三河でも、それほど多くはありませんが、自生があります。大木になっているものは、「とよはしの巨木・名木」100選などに選ばれていたりしています。静岡県伊東市には、幹周り690cmで日本一というホルトノキがあるそうです。

 ホルトノキ科は、世界の熱帯・亜熱帯を中心に12属あるそうですが、日本では、ホルトノキ属のみ自生しているようです。

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