炮烙山 雪を踏んで周回

 六所山を下山後、車で移動し、豊田市最高峰という炮烙山を登りました。積雪量は六所山以上でした。思いがけない出会いも。



御嶽山

【山 名】炮烙山(ほうろくさん) 684m
【山 域】西三河
【水 系】矢作川支流巴川支流仁王川水系・矢作川支流郡界川水系
【所在地】愛知県豊田市(とよたし)坂上町(さかうえちょう)大ケ平(おおがだいら)・花沢町(はなざわちょう)鋳師釜(いもじがま)・
 大沼町(おおぬまちょう)名牛西(なぎゅうにし)・名牛東(なぎゅうひがし)・下平町(しもだいらちょう)宝嶺(ほうれい)
【山行日】2012年1月8日(日曜日・友引)
【行  程】若人の森から周回
  野外センター ==(県361)== 若人の森 --(おもいやりの道)-- 分岐 ---- 炮烙山 --(そうぞうの道)--
      -12:10             12:34-12:37                       12:50   12:56-13:16
  -- 若人の森 ==(県361・県77・県324・R1)== 豊川(1日の合計走行距離:106.4km)
    13:29-13:44                        15:05
【山行時間】52分 (登り:19分、下り:13分)
【標高差】約100m
【人  数】2人
【天  候】快晴
  気温:2℃(登山開始時)、8℃(帰宅時)
     1月8日13時豊田の気象庁データ:気温8.3℃、風速2.1m/s、風向:北西
【地形図】1:25,000 東大沼(ひがしおおぬま) 平成11年部分修正測量
【スタイル】ハイドロテック スポーツシューズ HDRT-013 ダークブラウン(\7,245) 2010.04.10購入、
 綿55%・ポリエステル30%・レーヨン15%トランクス(中国製)、PHENIX化繊ズボン(中国製)、
 黒色ウェストバッグ、グレーショートソックス、眼鏡、
 ユニクロ中国製グレー半袖Tシャツ(綿88%・ポリエステル12%)、紺色デイパック、
 アクリル70% 毛25% カシミヤ5%長袖チェックシャツ(日本製)、腕時計(CASIO TWIN SENSOR)、
 TARAS BOULBA(アシックス)POLARTEC(ポリエステル100%)SERIES200フリース、
 デジタルカメラ:SONY α350、MINOLTA DiMAGE7(いずれも首に提げて歩く)
【所持飲料】アクエリアス カロリーオフ500ml(飲まず)、
      アクエリアス ビタミンガード レモンピールエキス入り カロリーオフ500ml(飲まず)
 六所山を下りて、車で炮烙山の登山口へ移動します。六所山と炮烙山をつないで歩くのが本当はいいのでしょうけど、冬場の今は、そこまでの気合が入りません。車で移動すると、一旦登山気分が途絶えてしまうため、2つめの山に登る気力が失せないかが心配なのですが、今回は、六所山だけでは物足りないぐらいだったので、炮烙山へも行けました。

 野外センターから炮烙山方面へは、野外センターの中を通る道路を通ればすぐにでも行けそうですが、通行禁止になっています。よって、大回りをしなければなりません。

 県道から左折する場所には駐車スペースがありました。どうやらそこは六所山の登山口付近でもあるようです。ただ、炮烙山へはまだ車道を通れそうです。雪もまだ大丈夫のようです。

 狭い道路を登っていきます。途中、左へ分岐もありますが、右へ進み、登山口に到着します。そのスペースだけは雪に覆われていましたが、それまではほとんど雪はなく問題ありませんでした。



駐車場

 登山口にはトイレもありました。ちょうど到着した頃、一人の女性が下から歩いて登ってきて、登山口にある案内板を見て、右のコースを登っていきました。案内板を見ると、「おもいやりの道」、「たくましさの道」、「そうぞうの道」の3ルートがあみだくじのように、分岐したり合流したりしています。すぐには頭に入りません。まあ、とりあえずは女性が先行した後を追って、最も右側のルートである、「おもいやりの道」を登ることにします。



炮烙山若人の森案内図

 登山道に入れば、雪はあまりないだろうと思っていましたが、六所山と違って、こちらは、思ったよりも雪は多く残っていました。それでも、登るのにそれほどの支障はありません。植生は六所山と比べると単調に思えました。



「おもいやりの道」



下部でも雪があります



雪のないところも

 途中、分岐があり、左へ向かうルートがありますが、そちらへは行かず、真っ直ぐと上へ上がっていきます。すると、立派な展望塔が見えました。最後は、雪の積もった階段を登ります。滑りやすくちょっと苦労しました。展望塔に登るのは後にして、まずは近くにあった三角点を見ます。そして、右の方にあると思われる砥鹿神社へ行こうと思います。先行していた女性はいません。もう別ルートから下山したのでしょうか。他に登山者はいませんでした。



炮烙山頂



展望塔

 少し登り、わずかに下ったところに祠がありました。これが砥鹿神社でしょうか。それとももっと先に大きな神社があるのでしょうか。もう少し進んでみます。



砥鹿神社

 すると、右に行ったスペースに先ほどの女性が昼食をとっているのか、後ろ向いて座っていました。声をかけず、そのまま我々は先に進みます。すると、少し下ったところにアンテナが建っていました。この先、踏み跡は左下にあります。ただ、尾根は右に続いています。とりあえず、尾根を進みます。しかし、小ピークがあるだけで、踏み跡もほとんどないようなので、引き返します。



アンテナ



踏み跡のほとんどない尾根

 戻り、アンテナ脇を下ってみると林道終点に出ました。アンテナへの作業用の林道でしょう。結局、神社らしきものはありませんでした。やはり先ほどの小さな祠が砥鹿神社なのでしょう。



林道

 戻る途中、まだ女性がいたので少し離れたところから声をかけます。すると、六所山から来たとのこと。しっかり歩いているようです。しかも女性一人で。このときは、その女性が誰だか、気づきませんでした。

 山頂に戻り、展望塔に上がります。すると素晴らしい景色が待っていました。ただ、雪が残っていて滑るので写真だけ撮って下ります。雪が多いのは御嶽山でしょう。でも思ったよりは黒い部分が多い気がします。御嶽方面はそれほど雪は降っていないのでしょうか。三河湾方面も見えました。



展望塔周りの石垣

 下りは「そうぞうの道」を選択します。途中、「たくましさの道」との分岐があり、右を選択します。階段になっていますが、積雪がそこそこあります。とは言っても、ウォーキングシューズの中に雪が入るほどではありませんが。



「そうぞうの道」へ



「そうぞうの道」の下りはじめは結構な積雪

 「そうぞうの小屋」というものが見え、その先が駐車地点でした。「たくましさの道」も駐車地点手前で合流しています。ちょうど到着した頃に、「たくましさの道」方面から女性が下ってきました。そして、私の名前を呼びました。「えっ!」と思い、顔を見て私が誰か、気づく前に、相手が名乗りました。少なくとも以前に会ってから10年以上は経っているでしょう。学生時代のワンゲル仲間の女性でした。大学も違うし、学年も違うので、疎遠になっていましたが、こんなところで会うとは思いませんでした。近況というか、ここ10年あまりで、ワンゲル仲間がどうしているか、など、短い時間で少し話しました。車に乗っていくか、聞きましたが、こちらが二人なので遠慮してか、歩きに来たのだから、とそのまま一人で下っていきました。



「そうぞうの小屋」

 我々は、まだ時間があるので、十明山を登ることを検討します。とりあえず登山口方面へ行ってみます。しかし、分岐から先の狭い道路は通行禁止になっていました。そこは、「北口」になっていましたが、「南口」の道標もあったので、そちらに回ってみます。しかし、そちらも分岐から先は通行禁止になっていました。ここは潔くあきらめて帰ることにしました。そのまま直進し、下道で帰りました。

 携帯電話の歩数計によると、1日で歩いた歩数は9,212歩。距離は5.52km、時間は1:55:46、消費カロリーは263kcal、脂肪燃焼37gでした。

 その日の夜は、入浴剤「旅の宿 奥飛騨」を入れて、風呂に入りました。

 見かけた植物
 ヒサカキ(果実)、ヤブコウジ、ヒノキ、アセビ、クロマツ、テイカカズラ、イヌツゲ、ソヨゴ


【炮烙山が紹介されている主な書籍など】

『こんなに楽しい愛知の130山』(風媒社)1999年10月8日第1刷
  六所山とセットで簡単に紹介されています。

『こんなに楽しい愛知の100山』(風媒社)1991年5月1日改訂第1刷
  山頂展望台のモノクロ写真があります。

『ワンデルングガイド10愛知県の山』(岳洋社)平成4年6月13日2版発行
  山頂展望台のモノクロ写真があります。

『'96アウトドアData3800東海版』(風媒社)1995年11月20日初版第一刷発行
  「山頂からの展望はほぼ360度。」と紹介されています。

『コンサイス日本山名辞典修訂版』(三省堂)1989年9月1日第6刷
  「足助川支流の巴川左岸にあり」などと紹介されています。

『新日本山岳誌』(ナカニシヤ出版)2005年11月15日第1版第1刷発行
  「山頂にはブナが一本あり、温帯林の下限とされる。」と書いてあります。

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