伊吹山 シモツケソウ

 伊吹山といえばシモツケソウ。シモツケソウが咲けば新聞記事にもなったりします。ところがその最盛期には一度も訪れたことがありませんでした。最近の訪問では、去年は9月7日(記録)、一昨年は7月28日(記録)、3年前は6月24日(記録)だったのでした。そこで今回は、そのシモツケソウを狙って出かけました。ただ、8月に入ってからの梅雨明けなど、天候不順もあり、今回が本当の最盛期だったのか、また最盛期だったとしても、花つきが悪かったのではないかという疑問はありますが。
【山 名】伊吹山(いぶきやま)
    (息吹山、伊夫岐山、夷服山、胆吹山、五十葺山、伊服岐山、膽吹山、異吹山、伊福山、伊富貴山)
【三角点】1377.31m 一等 点名:伊吹山 所在地:滋賀県米原市大字上野字伊吹山1855番地(俗称 道上)
     明治17年選点、管理者:気象庁 彦根地方気象台
【山 域】伊吹山地 琵琶湖国定公園・伊吹県立自然公園
【天然記念物】伊吹山頂草原植物群落(国指定) 2003年7月25日文部科学省指定
【水 系】淀川上流姉川水系・淀川上流天野川水系・揖斐川側上流牧田川水系・揖斐川側上流粕川水系
【所在地】岐阜県揖斐郡揖斐川町春日川合(かすがかわい)・
     滋賀県米原市大久保(おおくぼ)・上野(うえの)・藤川(ふじかわ)
【山行日】2009年8月8日(土曜日)
【行  程】山頂駐車場から周回(西遊歩道コース〜東遊歩道コース)
  豊川 ==(R1)== 岡崎IC ==(東名高速道路 \500)== 名古屋IC ==== 名古屋市内 ==== 名古屋IC==
  6:02           6:27                              6:49                          7:32
  ==(東名高速道路 \350)== 小牧IC ==(R155・県18・R258)== 大垣IC ==(名神高速道路 \250)== 関ヶ原IC ==
                             7:59                        9:21                             10:10
  ==(R365・伊吹山ドライブウェイ)== 山頂駐車場 --(西遊歩道コース)-- 伊吹山頂上部(昼食)--
                                        -10:52
  --(東遊歩道コース)--山頂駐車場 ==(伊吹山ドライブウェイ・R21(関ケ原バイパス))==
  ==(県53・県216・県156・県204・県92・R157・R248・R156)== ヒメコウホネ自生地 ==(R156・R22)== 名古屋市内 ==
  == 名古屋IC ==(東名高速道路 \700)== 音羽蒲郡IC ==(R1)== 豊川(合計走行距離:337.0km)
      19:21                               19:56             20:11
【標高差】約130m
【人  数】2人
【天  候】曇(晴れ間あり) 26℃(自宅出発時)、38℃(岐阜市内)、28℃(帰宅時)
     8月8日12時関ケ原の気象庁データ:気温31.9℃、風速1.5m/s、風向:東南東
【地形図】1:25,000 美束(みつか)、関ヶ原(せきがはら) (所持せず)
【スタイル】ミズノ ウォーキングシューズ "FREEWALK"、ショートソックス、眼鏡、紺色デイパック、
 綿90%・レーヨン10%タオル(中国製)、腕時計(CASIO TWIN SENSOR)、
 mont bellズボン(中国製 ナイロン100%)、黒色ウェストバッグ、
 綿100%トランクス(中国製)、半袖Tシャツ、
 デジタルカメラ:MINOLTA DiMAGE7、SONY α350(楽天市場)(共に首に下げて歩く)
【所持飲料】ポッカ 塩が足りない熱中警報495ml(約200ml飲む)
 今回は名古屋のNさんと一緒。朝5時頃に起床し、6:02に豊川の自宅を出発。音羽蒲郡インターから高速に乗る予定でしたが、事故渋滞のため、岡崎インターまでは国道1号線を走ります。岡崎インターから名古屋インターまで行き、待ち合わせの7時にわずかな遅刻で到着。再び名古屋インターに入りますが、既に小牧あたりから一宮あたりにかけて渋滞しているようで、小牧インターで下りて下道を走ります。

 一般道は意外とすいていたので、大垣までそのまま走り、大垣インターから三たび高速に乗り、養老SAで休憩。昼食に柿の葉ずし(\1,050)や地雷也の天むすを購入。腹も減ってきたので、神戸家で買ったパンをかじり、カフェ・ド・クリエで買ったアイスコーヒーを飲んで出発します。アイスコーヒーはサービスでスモールサイズ料金でレギュラーサイズがもらえました。そんなに飲めるかなあ、なんて心配は不要でした。

 関ヶ原インターで下りて、伊吹山ドライブウェイ(\3,000)へ。ある程度の混雑を覚悟していましたが、意外に頂上の駐車場までスムーズに行けました。天気は曇りがちですが、晴れ間で出たりします。



西遊歩道の行列

 西遊歩道を歩き、写真を撮りながら登っていきます。ヤマホタルブクロの写真を撮っていると、聞き覚えのある声がします。東三河自然観察会のメンバーでした。

 山頂で昼食をとってから山頂部のお花畑の写真を撮ります。シモツケソウとメタカラコウの群落です。東遊歩道に入り、少し下ったところにもシモツケソウ群落がありますが、山頂部ほど綺麗ではありませんでした。



メタカラコウ、シモツケソウと測候所



東遊歩道から山頂を振り返る

 若干暑さを感じるものの、やはり下界と比べれば数度は低いようです。車に戻り、下っていきます。気温は上がります。そして次の目的地は岐阜のヒメコウホネ。やはり下道で行きますが、かなりスムーズに進めます。岐阜市内に入るとさらに気温は上昇し、なんと38℃にもなりました。人影はまばらで、タオルを持っている人が何人もいました。

 ヒメコウホネ自生地を訪ねるのは初めてです。近くには来たことがありましたが、その頃はヒメコウホネの存在自体を知りませんでした。郊外なのと、夕方になってきたのもあってか、気温も少しは低いようです。

 ただ、ヒメコウホネはちゃんと開花した状態のものは1輪のみで、他に閉じ気味のものが1輪。他は水中に没している状態でした。開花時期は春から長いようですが、見ごろは開花初期の春の方がいいのでしょうか?

 名古屋へはずっと下道です。少し早いですが、夕食として、国道22号線沿いの王将で台湾ラーメンと焼めしとギョーザを食べます。

 名古屋でNさんを下ろし、名古屋インターから音羽蒲郡インターまで東名高速を利用し、帰宅しました。

 見かけた花
 シモツケソウ、ヤマホタルブクロ、サラシナショウマ、ハクサンフウロ、イブキフウロ、ヒメフウロ、イブキトラノオ、クサフジ、クサボタン、ミツモトソウ、コアカソ、イワアカバナ、コオニユリ、キンバイソウ、メタカラコウ、キリンソウ、キバナカワラマツバ、オオバギボウシ、シュロソウ、キバナノレンリソウ、キオン、キヌタソウ、オオウバユリ、マルバダケブキ、クルマバナ、イブキタイゲキ、カワラナデシコ、ワレモコウ、トモエソウ、ルリトラノオ、クガイソウ、ヤマハッカ、イタドリ、ノリウツギ


 【伊吹山が紹介されている主な書籍等】

中高年のための登山学 登山道で出会える花』(日本放送出版協会)1998年6月16日第1刷発行
  今回と同じルートで花の紹介があります。

『7月から8月に見られる 伊吹山お花畑植物ガイド』(滋賀自然環境保全・学習ネットワーク「伊吹山自然観察会」)2006.04.01 5刷
  該当時期に見られる花が紹介されています。

『中部の山々 その2』(財団法人東海財団)平成14年3月
  6ページにわたって花を中心に紹介されています。

『伊吹山ミニ事典 増補版』(名阪近鉄バス 自動車道部 関ヶ原営業所)2000年
  多くの花が紹介されています。

『日本百名山』(朝日文庫)1995年8月20日第8刷
  藤村の詩、日本武尊、織田信長、百人一首、スキー場、セメント工場などの記述があります。

『秘境・奥美濃の山旅−伊吹山から能郷白山へ−(ナカニシヤ出版)昭和58年9月1日五版発行
  伊吹山山頂から北尾根へのルートが紹介されています。写真も複数あります。

『新日本山岳誌』(ナカニシヤ出版)2005年11月15日第1版第1刷発行
  2ページ以上にわたって紹介されています。

『朝日新聞』2007年8月8日版
  「かれんな主役」と題して伊吹山のシモツケソウが紹介されています。

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