イヌガシ(マツラニッケイ) 犬樫
Neolitsea aciculata (Blume) Koidz.
クスノキ科 シロダモ属
 

 

 

葉・花・冬芽 弓張山脈 花柄山・三河富士 2007.3.4

雄花の写真に写っている毛虫はクワゴマダラヒトリです。
雌雄異株で、最初の3枚は雌花、後の3枚は雄花のようです。


 



 

雌花・葉・樹皮 東三河 大蔵山 2008.3.9

 花柄山・三河富士に出かけたとき、最初、葉脈を見て、シロダモヤブニッケイだろうか、と思いましたが、これらの花は紅くはならないようです。では、何だろうと、『日本の野生植物 木本』(平凡社)でクスノキ科を調べてみると、暗紅色の花をつけるイヌガシの写真が目につきました。『葉で見わける樹木』(小学館)には、写真こそ載っていませんが、シロダモのページに、イヌガシは「西日本の暖地」に分布するとありました。

 葉は互生ですが、枝先に車輪状に集まってつきます。芽は、細く、先端が尖っていて、瓦重ね状の鱗片に包まれています。

 大蔵山の写真は雌株です。1つの花序には3〜9個の花がつきます。雌花の中に赤い仮雄蕊と思われる突起が見られるものもあります。花披片は4個あります。小花柄には毛が生えているのが見えます。

 分布は、関東地方南部以西の本州、四国、九州、朝鮮半島南部となっています。

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