イロハモミジ(イロハカエデ)
Acer palmatum Thunb.
カエデ科 カエデ属 カエデ節


実 東三河 宮路山 2002.5.19


 

 

葉・花 奥三河 愛知県民の森 2007.4.7








紅葉 東三河 宮路山 2007.12.1

 桜と言えば、ソメイヨシノというのと同じように、モミジといえば、このイロハモミジがその代表格と言えるでしょう。それだけ均整のとれた葉の裂け方だと思いますし、鮮やかに紅く色づいていく様子も絶妙だと感じます。

 5月の宮路山ではイロハモミジの隣にオオモミジもあり、同じく果実をつけていました。イロハモミジの果翼が水平に開くのに対し、オオモミジは斜めに開くのが特徴ですが、オオモミジでも水平に近い角度で開くものもあるそうです。

 「モミジ」の名の由来は、紅花を水の中で揉んで赤色を出す、「揉み出す」染色の方法からだそうで、色が緑から赤へと変わる様子を喩えたもののようです。また、「カエデ」は葉が「蛙の手」に似ていることからのようです。「楓」の字は中国から来たそうですが、日本のカエデではなく、音読みの「フウ」だそうです。

 紅葉(こうよう)するか黄葉(こうよう、おうよう)するかは、葉の中の成分の化学変化によります。春から夏にかけては、葉緑素(クロロフィル)により緑色に見えるのが、秋になると葉緑素が分解されます。そして残ったカロテノイドの色が視認できるようになり黄葉します。また、秋に葉柄の付け根に水分を通しにくい離層というものが生成され、葉にブドウ糖や蔗糖などが蓄積し、アントシアンという色素が発生すると赤く見えるようになり、紅葉となります。

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