イソノキ 磯の木
Rhamnus crenata Siebold et Zucc.
クロウメモドキ科 クロウメモドキ属
 

花 東三河 葦毛湿原 2006.7.9

 直径5mm程度の小さな花を集散状につけます。よく見ないと花が咲いているのに気づきません。それに、満開という感じではなく、順々に花が開くようで、いつも一部しか開花していないようです。また、花弁に見えるのは萼で、花弁はその中に短く5個あります。核果は緑色から赤くなり、さらに黒くなっていきます。葉は互生で、コクサギ型葉序です。

 本州、四国、九州、朝鮮半島、中国に分布します。

 『日本の野生植物 木本』II(平凡社)に載っている果実の写真も葦毛湿原のものです。ただこの図鑑では、「湿地に生える。」と書かれていますが、『新城地方の樹木[改訂版]』(新城地方林業振興会)では、「丘陵地から山地の湿地や明るい林内に生える」とあります。実際に、豊橋の大蔵山では、山頂付近の道路脇で見かけました。高さ3〜4mの落葉樹で、他の樹木があまり生えないような日当りの良い場所で育つようです。

 ちなみに、和名が一文字違いのイスノキは、マンサク科です。

 葦毛湿原については、以下のサイトに詳しい紹介があります。
 http://www.tcp-ip.or.jp/~yoshida/index.html

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