イワカガミ 岩鏡
 Schizocodon soldanelloides Siebold et Zucc.
 イワウメ科 イワカガミ属
 

花 東北 鳥海山 2005.7.28




 

花 美濃 2006.5.1

 北海道から九州まで分布し、山ではごく普通に見かける花です。ただ、高山では葉の縁の鋸歯があまり尖らないコイワカガミと呼ばれるものが一般的のようですが、実際にはコイワカガミとイワカガミの区別ははっきりしないと言います。
 他にも葉が大型のオオイワカガミ、花が白色またはわずかに紅色を帯び、山梨県・静岡県・愛知県などに分布するヤマイワカガミ、葉の鋸歯が1〜5対あり主に太平洋側に分布するヒメイワカガミと呼ばれるものなどがあるようですが、私はまだはっきりと区別することができません。
 鳥海山のものと美濃のものでは、萼の形が違っているため、ひょっとしたらどちらかが違う種なのかもしれませんが、単なる個体差なのかもしれません。
 4、5枚目は同じ場所のものですが、葉の鋸歯は7〜8対ほどあります。3枚目は少し離れたところの別の個体で、鋸歯は15対ほどありました。

 イワカガミの特徴は、長さ幅とも3〜6cmの円形の葉で、花茎の先に3〜10個の花をまばらにつけることのようです。

 名前は主に岩地に生え、つやのある葉を鏡に見立てたものだそうです。

 たまに、イワウチワと区別がつかない、という人がいますが、少なくとも私は最初から明確に区別できました。花の綺麗さはイワウチワがかなり上だと思いますが。

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