イワウメ(フキヅメソウ、スケロクイチヤク) 岩梅 Diapensia lapponica L. subsp. obovata (F.Schmidt) Hulten シノニム:Diapensia lapponica L. var. obovata F.Schmidt、Diapensia obovata (F.Schmidt) Nakai 双子葉植物綱 イワウメ目 イワウメ科 イワウメ属
花・葉 北上山地 早池峰山 2011.7.6早池峰山を登っている途中、他の登山者から、イワウメの花はもう終わった、と聞きました。確かにある場所ではほとんど終わっていました。ところが、別の場所へ行ってみると、盛んに咲いていました。和名の通り、岩場にも咲いていたりします(2枚目写真)。
常緑小低木で、枝先の花柄に1つの花をつけます。花径は約1cm。花冠は鐘形で5裂します。萼片は5枚。雄蕊は5個ありますが、花糸は短く、花冠の5裂している切れ込みの位置についています。
葉は、革質で、倒卵状くさび形です。亜種名の、"obovata" も、「倒卵形の」という意味です。表面は脈の部分がわずかに凹んでいます。母種は、ホソバイワウメで、北欧などに広く分布し、和名のように葉の幅が狭く披針形です。
『日本の野生植物 草本』III 合弁花類(平凡社)によると、イワウメの分布は、「本州中部以北・北海道,樺太・カムチャツカ・アラスカ」となっています。基準標本は、サハリンのものです。
花が淡紅色のものは、ベニバナイワウメと言い、『山溪カラー名鑑 日本の高山植物』(山と溪谷社)に、カラー写真が載っています。
イワウメ科には、他にイワカガミ属、イワウチワ属などがあります。
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