ジャコウアゲハ 麝香揚羽(麝香鳳蝶)
Atrophaneura alcinous alcinous (Klug, 1836)
節足動物門 昆虫綱 有翅昆虫亜綱 鱗翅目(チョウ目) アゲハチョウ上科 アゲハチョウ科 アゲハチョウ亜科 ジャコウアゲハ族 ジャコウアゲハ属
 

成虫 弓張山地(東三河) 2011.7.24

 雄成虫の腹端から麝香のような匂いを発するのが和名の由来です。その成分は、フェニルアセトアルデヒドとのことです。

 ジャコウアゲハは、幼虫がウマノスズクサを食べ、その有毒成分(アリストロキア酸)が体内に取り込まれ、成虫でもその有毒成分が残っていて、鳥などに狙われないそうです。

 また、オナガアゲハなどは、このジャコウアゲハに似ることによって(ベーツ擬態というそうです)、身を守っています。ただ、ジャコウアゲハの体に赤い模様があるのに対し、オナガアゲハの体は真っ黒なのだそうです。

 写真ではわかりづらいですが、拡大して確認すると、写真の個体の腹側に、赤い縞模様がわずかに見えました。よって、写真はジャコウアゲハだと判断しました。

 南方系の蝶で、分布は、本州(秋田県以南)、四国、九州となっています。

 ジャコウアゲハを見た近くでは、カラスアゲハや、オオトモエも飛んでいました。

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