カノツメソウ(ダケゼリ) 鹿爪草(鹿の爪草、岳芹)
Spuriopimpinella calycina (Maxim.) Kitag.
セリ科 セリ亜科 セリ連 カノツメソウ属
 



花・葉 東三河 2010.8.15


 最初は、ノダケモドキらしき花があるよ、と言われ、4人で現地に行きました。そして写真を撮り、じっくり観察しました。でも、見ただけで同定できるほどの知識はありません。ただでさえ同定を敬遠気味のセリ科です。まあ、花好きでいろんな花を知っている人が言っているのだから、まず間違いないだろうと、帰宅後も調べもせずにいました。
 ところが、4人のうちの1人Hさんが、しっかり調べていました。その日の夜に「私なりの結論」と控えめなメールが届きました。早速、『日本の野生植物 草本』II(平凡社)で調べてみると、確かにノダケモドキではなく、カノツメソウでした。しかもカノツメソウの写真は、上の写真と同じ地域のものでした。ネット上でいくつかの写真を見比べても間違いなさそうです。

 ノダケモドキは葉の縁が重鋸歯で、花序が密で、花柄が太い感じですが、カノツメソウは、葉の縁に毛があるものの、重鋸歯というほどではないのと、花序が疎らだったり、花柄が細いなどの特徴がありそうだと感じました。というわけで、写真の花の正しい和名を知ることができました。

 複散形花序で、花弁や雄蕊は5個あり、花弁と雄蕊は互生します。花弁の先が内曲するので、雄蕊が長く突き出て見えます。

 和名の由来は、根の形が鹿の爪に似ているからだそうです。もちろん、掘り起こしたりしていないので、未確認ですが。

 日本特産で、北海道から九州に生えています。

 同じカノツメソウ属のヒカゲミツバの葉は全て2回3出複葉ですが、カノツメソウは、根出葉や下部の葉が2回3出複葉で、上部の葉は3出葉となります。上の写真のように、3裂した単葉のような葉もありました。

 葉は互生ですが、これはセリ科全体に共通した特徴です。

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