香貫山 市民の散歩コース

 前日の函南原生林は山ではないため、せめて山名のあるところへ軽めながら登山をしたいと思い、ここへ行きました。



展望台から駿河湾方面の展望

【山名】香貫山(かぬきやま) 193m
【三角点】四等 174.45m 点名:香貫山(かぬきやま) 所在地:静岡県沼津市上香貫字草場平2426番地 所有者:沼津市(管理者:沼津市緑地公園課) 選点:平成11年7月7日
【山域】駿河(沼津アルプス)
【水系】狩野川水系
【所在地】静岡県沼津市(ぬまづし)上香貫(かみかぬき)
【山行日】2012年11月25日(日曜日)
【行程】
  スーパーホテル長泉沼津インター ==== 香貫山(散策)==== 豚平(ランチ)==(新東名・東名)== 豊川
【天  候】11月25日三島の気象庁データ:平均気温8.2℃、最高気温14.8℃、最低気温3.2℃、平均湿度70%、最小湿度39%、平均風速1.5m/s、最大風速時の風向:東南東、日照時間5.6h
【スタイル】綿100%グレーユニクロ半袖Tシャツ(中国製)、綿100%ユニクロトランクス(中国製)、茶色運動靴
 三連休最終日の朝、連泊したスーパーホテル長泉沼津インターの窓からは、ようやく富士山が見られました。朝6時半頃、麓まで雪化粧した富士がモルゲンロートに染まっているのに気づいたのはラッキーでした。その後、どんどん色あせ、あっという間に真っ白になってしまいました。

 ホテルの無料朝食2日目は、なぜかスペースに余裕がありました。また、ちゃんと1日目と2日目では若干異なるおかずがありました。スクランブルエッグがオムレツになったり等。

 三連休の最終日なので、帰りの渋滞を考え、軽く歩くだけにしようと思います。混雑が予想される箱根方面も避けます。そこで、香貫山を第一候補としました。ただ、駐車場があるのかどうかもわかりません。まずは適当にカーナビでそれらしい方面へ進むことにします。

 カーナビを見ると、山頂まで道路が通じているようです。その入口付近を目指します。そして、その辺りへ行くと、香貫山への表示がありました。車で登ってしまうのはあまり意味がないので、できれば登山口に駐車して歩きたいところです。しかし、狭い路地に、駐車スペースはありません。山上への道路は舗装されていますが、狭いのでこのまま登りたくもありません。山上へ続く道路を歩いて登る人はいるようで、地元の方の朝の散歩コースになっているようです。

 少し脇にそれていると、山上へ登っていく車を見かけました。それに続くことにします。少し行くと、路肩にスペースがあり1台の車がとまっていました。ここは駐車できるのでしょうか。路面に書かれた文字も消えかかっていて、判読できません。「駐車可」のようにも見えますが、ちょっと違う気もします。まあ、1台がとまっているので、それに倣ってとめることにします。そしてここから歩きます。



「香貫山風致地区」の看板



車道

 ツワブキの黄色い花が目立ちます。歩いて登る人も多くいます。車で上がっていく人もちょくちょく見かけます。しばらく歩くと、右に塔が見えました。そこへ向かう踏み跡もあったので、道路をそれてその踏み跡に入ります。そして塔を回り込むと、広いスペースがありました。無料休憩所もあります。何人かの常連が話をしていたりします。メジロなどの野鳥も多く見かけます。そして、この脇に駐車場がありました。ただ、満車のようです。人気の散歩コースなのでしょう。



原田濱人句碑



紅葉と狩野川と沼津市街地



ススキと駿河湾



香陵台にある「沼津市慰霊平和塔」



「傷痍の碑」というものもありました



「香陵台無料休憩所」



山芋掘りに対する看板



香貫山生活環境保全林の看板



車がいっぱい



青空と雲と展望

 ここからの道路は封鎖されていて、車では上がれないようになっています。ただ、歩行はできます。舗装路とは別に登山道もあるようです。往路はその登山道を登ることにします。

 雨後のためか、滑りやすく、登っている人もほとんど見かけません。でも、自然豊かで気持ちのよい登山ができます。

 そして、山頂への道標もあります。それに従って、まずは香貫山へ向います。そこはアンテナか何かの施設があり、山頂を示す表示がありました。193mの記載もあり、香貫山の頂上に間違いないようです。他に女性登山者が1名だけいました。あまりのんびり休憩するには適していない場所です。他にもっといい場所がありそうです。



道標



山頂への登山道



「水飲み場」への道標



段々に整備されたところもありました



大きな岩も



夫婦岩への道標



登山道は秋





山頂・展望台(トイレ)・香陵台への分岐



山頂・桜台への分岐



香貫山193M 山頂の看板



山頂には塔もあります



山頂からの展望



「陸軍」と彫られた石標

 地形図のコピーだけは持っていますので、それを見て、次は三角点を探すことにします。道路を横断した向こう側の小ピークの周辺にあるようです。



「山椿」と「沼アコース」の道標



山頂を振り返り見る



手前の牛臥山(70m)と湾を挟んで大瀬崎の先端

 そちらへ向い、小ピークあたりを探しますが、見当たりません。地形図をよく見ると小ピークよりは少し下がったところにありそうです。周辺を歩くと、展望の良い場所に出ました。何組かが昼食をとったりしているようです。ただ、三角点はこちら方面ではありません。

 戻って、三角点のありそうな方へ向います。すると意外なことに道路のすぐ脇、休憩所の横にありました。男性一人がいました。



四等三角点「香貫山」

 道路を戻り、途中の展望台へ上がります。ここはにぎやかです。展望台に上がると絶景が待っていました。カーブを描く駿河湾の海岸線が見渡せます。田子の浦のようです。もちろん伊豆半島方面も見えます。すぐ南に連なる徳倉山、鷲頭山なども目の前にあります。



八重象山と新桜台(アスレチック広場)との分岐



道路



「香貫山で見られる主な野鳥」の看板



展望台



展望台から南方の展望



展望台に設置されたライブカメラのようです(ライブカメラリンク



展望台から愛鷹山方面の展望



展望台から香貫山頂上方面の展望



こんな石がありました

 道路を歩いて、駐車地まで戻りました。後は帰るのみです。高速に乗ってからランチを食べるのはつまらないと、その手前で入りやすい店はないかな、と物色しながら走っていて、沼津インターの手前で豚平というラーメン屋を見つけ、寄りました。



道路には落石危険の看板もあります



こんな看板もありました

 13時過ぎでしたが、満席。人気の店のようです。でも空き始めた頃だったのか、すぐに座れました。券売機で何を食べようか、考えながら券を購入している途中から、席へ案内されました。



駐車場から「手打ラーメン豚平」の外観

 私は塩ラーメン(550円)と半チャーハン(400円)。同行のYさんは、とんこつラーメン(620円)を注文しました。餃子もつけようか、迷っていましたが、テーブルへ誘導されるので、やめてしまいました。店は損している??



塩ラーメン(550円)と半チャーハン(400円)

 塩ラーメンはすっきりしたスープで、私好みです。麺はやわらかですが、まあいいでしょう。違和感はありませんでした。とんこつラーメンも少しもらいましたが、これも結構あっさりしています。

 裾野市のかつ榮 裾野店も茶碗蒸しなどが薄味でしたが、この辺りは薄味好きなのでしょうか。それとも自分が名古屋出身でそう感じるだけ? でも、すっきりあっさりで好感を持てました。

 高速道路は、東名ではなく、新東名を走ります。サービスエリアは想像通り混雑しています。まだ全線開通はしていないため、東名に合流する三ヶ日付近はしっかり渋滞しています。東名もところどころで渋滞していました。

 見かけた植物
 ツワブキ(花)、ヤマトウバナ(花)、コウヤボウキ(花)、ツリガネニンジン(花)、クズ、テイカカズラ、キヅタ(果実)、マメヅタ、ノキシノブ、トベラ、ヤツデ、イヌツゲ、イヌビワ、アラカシ、ウバメガシ、ヒメユズリハ、カマツカ、タブノキ、クスノキ、クロガネモチ、ヤブニッケイ、ヤブコウジ、ガクアジサイ、ソメイヨシノ、アカシデ、クリ、ヤマハゼ、ゼンマイ、ウラジロ、コシダ、アカメガシワ、アツバキミガヨラン、カニクサ


【香貫山が紹介されている主な書籍など】

『アルペンガイド13 駿遠・伊豆の山』(山と溪谷社)2000年12月初版第1刷
  「多比から沼津アルプス縦走」の項で香貫山も紹介されています。

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