カタクリ(カタカゴ) 片栗
Erythronium japonicum Decne.
ユリ科 ユリ亜科 カタクリ属


花 豊橋 カタクリ山 2002.3.21


 



花・蕾 尾張 2006.4.1

 カタクリ山は豊橋ではちょっと有名な場所ですが、植栽らしいです。いずれも花の色があまり鮮やかではありませんが、何らかの条件によって濃いピンク色から薄い紫色っぽい感じまでバリエーションがあるようです。

 花弁の反り返る様子や、花弁にW字状の濃紫色の模様が入ることや、雄蕊や雌蕊が飛び出している様子など、どれも独特で惹きつけられます。最初に見たのはどこだったか覚えていませんが、しばらく見とれてしまいました。葉には暗紫色の斑紋があってこれも特徴的ですが、あまり斑紋のないものもあるようです。葉だけで花がない個体もよく見ます。これは7〜8年は1枚葉で、その後2枚葉となってようやく開花するからだそうです。また、葉は春の間だけ出て、少し経つと枯れてしまい、また翌春に出てきます。葉は溶けるように無くなるようですが、これはスプリングエフェメラル(春植物)と呼ばれる花々の特徴だそうです。
 花弁は気温の上昇とともに開き具合が変化するそうです。

 片栗粉として有名ですが、これはこのカタクリの鱗茎(いわゆる「球根」)から澱粉を採ったものです。現在、片栗粉として売られているものはジャガイモから採ったものです。鱗茎が食用になるものには、他に同じユリ科のアマナがあります。

 「片栗」は当て字で、元は、花を付けない片葉の模様が鹿の子模様であることから、「片葉鹿の子(カタハカノコ)」と言い、これが「カタカゴ」となり、さらに「カタコユリ」となり「カタクリ」と呼ばれるようになったという説があるようです。また、「カタカゴ」は「傾いた籠」でこれが由来だという説もあるようです。確かに花弁の開いた様子は傾いた竹編みの籠のようにも見えます。

万葉集で、「もののふの 八十乙女らが 汲みまがふ 寺井の上の 堅香子の花」と詠まれていますが、この堅香子(カタカゴ)がカタクリのことだと言われています。ただしコバイモだとする説もあるようです。

 分布は南千島、北海道〜九州、朝鮮半島、中国、樺太です。

Wander!花・植物枯山

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