キバシガラス 黄嘴烏 英名:Yellow-billed Chough、Alpine Chough Pyrrhocorax graculus (Linnaeus, 1766) 脊索動物門 脊椎動物亜門 鳥綱 スズメ目 カラス科 ベニハシガラス属
成鳥 フランス エギーユ・デュ・ミディ 2013.7.25フランス・スイス旅行で訪れた標高3842mのエギーユ・デュ・ミディ。その山頂で見かけました。羽毛の色は黒くいかにもカラスですが、嘴が黄色く、足は赤っぽいので、日本の真っ黒いハシブトガラスやハシボソガラスとは明らかに違います。後日、調べてみると、キバシガラスという和名もあるカラスの仲間でした。
気になったのは、英名が、"Yellow-billed Chough" とか、"Alpine Chough" となっていること。カラスと言えば、"crow" かと思っていたのですが。これも調べてみると、"crow"以外にもいくつかあるようで、ベニハシガラス属は、"chough" と呼ぶようです。
"Alpine Chough"という英名があるように、山間部に棲息するカラスのようですが、日本の山岳にもホシガラスはいます。ただし、ホシガラスはカラス科ホシガラス属です。ホシガラスのように、真っ黒でないカラスが山にいるイメージでしたが、キバシガラスのように、羽毛が真っ黒なカラスを高山で見かけたので、ちょっとびっくりでした。