吉祥山 キブシの賑わい

 吉祥山はちょうど6ヶ月ぶり(6ヶ月前の記録)。3月に訪れるのは確か初めて。そろそろ何か花が咲いているだろうか、とちょっと期待しながら出かけました。
【山 名】吉祥山(きっしょうざん、きちじょうさん) (御殿山、妙峰山)
【三角点】三等 382.49m(平成15年10月10日改測) 点名:西川村(にしかわむら)
      所在地:愛知県新城市一鍬田字吉祥山1番1
【山 域】東三河 愛知県吉祥山自然環境保全地域(昭和51年10月15日指定)
【水 系】豊川水系(豊川左岸)
【所在地】愛知県新城市豊橋市
【山行日】2008年3月23日(日曜日)
【行  程】北側林道ゲートから8の字周回
  豊川 ==== キスミレ ==== 北側林道ゲート前 --(登山道)-- 吉祥山 ---- 反射板 --(林道)--
  10:13    11:10-13:25      14:01-14:03                 14:27-14:34   14:49
  -- 林道ゲート前 ==(24.7km)== 豊川(合計走行距離:67.6km)
     15:31-15:35              16:53
【所要時間】1時間28分(休憩を含む)
【標高差】約160m
【天  候】曇 17℃(登山開始時)、19℃(帰宅時)
     3月23日15時新城の気象庁データ:気温17.5℃、風向:南、風速4m/s
【地形図】1:25,000 新城(しんしろ)(所持のみで使用せず)
【スタイル】ミズノ ウォーキングシューズ "FREEWALK"、ショートソックス、眼鏡、ウェストバッグ、
 MILLETザック、mont bellズボン(中国製 ナイロン100%)、腕時計(CASIO TWIN SENSOR)、
 綿100%トランクス(中国製)、綿100%水色半袖Tシャツ(Fabric Made In USA、Assembled In Honduras)、
 デジタルカメラ:MINOLTA DiMAGE7(首に下げて歩く)
【所持飲料】アクエリアス ビタミンガード500ml(約200ml飲む)、KIRIN生茶甘み火入れ玉露入り500ml(飲まず)
 20日の春分の日が雨で予定していた山行きが中止になり、23日の日曜はどこにも出かけないつもりだったのですが、前日土曜までの仕事の気分転換も兼ねて出かけることにしました。

 朝が遅かった上、エイデンにも寄り、それからまずは、キスミレを見に行っていたので、吉祥山に登りだすのは14時過ぎになってしまいました。林道ゲート前には他に車はとまっていません。もう少し遅い時期なら何か花が咲いていますが、今日は見当たりません。

 登山道を歩き出すと、まずキブシが目に入ってきました。そして足元にスゲの仲間。出だしはそんなところでした。林道を横切り、さらに登ります。アセビが咲いています。ウグイスの声も聞こえます。再度林道に出たところにはタネツケバナが咲いていました。ここは以前にも見かけた場所です。

 

こんな道標がありました



北尾根330m小ピークは愛知県では珍しい角閃石片岩露頭らしく、また祠もあります

 さらに登ると、別種と思われるスゲも見ました。山頂に着くと、先客は男性1名。私が登ってきた方へ下っていきました。チョウなどの写真を撮っていると、今度は、南側から男性一人が登ってきました。私は東へ行きます。反射板の横を通り林道終点に出ます。そして林道を駐車地点まで下るいつものコースを歩きます。



「昆虫の森」分岐



菱形基線測点(手前)と三角点(中央)と本宮山(背後)



山頂から北方を見る



大原調整池方面を見る



反射板から雨生山(右手前)・金山(左)方面を見る 右後方は尉ヶ峰だと思います



2つの反射板を見る

 林道沿いにはキブシがあちこちに花序を垂らしています。覚悟はしていましたが、多少鼻が詰まり気味になります。しかしここ2〜3日、花粉の量が少ないのか、それほど症状は悪化しません。キブシは雄花(両性花?)ばかりが目につきます。雌花とわかったのは3株だけでした。

 帰路、見事な桜があり、車もとまっていたので、つられて私も車をとめました。今まで全然知りませんでしたが、「今水桜」と呼ばれているようで、ソメイヨシノではなく、コヒガンザクラらしく、今が満開でした。



今水桜

 見かけた動物
 ヒオドシチョウアオダイショウ、ニホンカナヘビ、ウグイス(声)

 見かけた花
 キブシ、クロモジ、ヤブツバキ、アセビ、ミヤマシキミ、モミジイチゴ、タネツケバナ、カタバミ、タチツボスミレ、フキ、スズメノヤリ(蕾)、ヒメウズ、アイノコタンポポ


【吉祥山が紹介されている書籍】

『こんなに楽しい愛知の130山』(風媒社)1999年10月8日第1刷
  北側ルート(野田城駅から)が紹介されています。

『こんなに楽しい愛知の100山』(風媒社)1991年5月1日改訂第1刷
  北側ルート(野田城駅から)が紹介されています。吉祥山の名の由来も書かれています。

『やぶ医者のやぶ山あるき 三河の山々』(毎日新聞名古屋開発)2000年5月発行
  北側ルート(新城カントリーゴルフクラブ方面から)が紹介されています。

『ワンデルングガイド10愛知県の山』(岳洋社)平成4年6月13日2版発行
  北側ルート(主に野田城駅から)が紹介されています。

『名古屋周辺 続 山旅徹底ガイド 裏木曽/東濃/奥三河』(中日新聞本社)1996年3月6日発行
  北側ルート(大谷橋から)が紹介されています。

『コンサイス日本山名辞典修訂版』(三省堂)1989年9月1日第6刷
  「きちじょうさん」「きっしょうざん」の二つの読みが載っています。

『'96アウトドアData3800東海版』(風媒社)1995年11月20日初版第一刷発行
  「ヤブをかき分け登る」との記述があります。

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