近郊の山道を歩いているとき、足元に小さなオトギリソウの仲間が咲いているのに気づきました。コケオトギリの名を聞いたことがあるので、そうだろうと調べてみました。 コケオトギリ 苔弟切 Sarothra laxa (Blume) Y.Kimura オトギリソウ科 ヒメオトギリ属
花 東三河 2009.7.26
『日本の野生植物 草本』II 離弁花類(平凡社)によると、日本のオトギリソウ科には花弁が帯紅色のミズオトギリ属と、花弁が黄色のオトギリソウ属、ヒメオトギリ属があります。そして、オトギリソウ属の花径が10mm以上なのに対し、ヒメオトギリ属は5〜10mmとなっています。
このヒメオトギリ属には、ヒメオトギリとコケオトギリの2種が日本に自生していて、コケオトギリの雄蕊が5〜8本なのに対し、ヒメオトギリは10〜20本とのことで、今回の写真を見る限り、雄蕊は6本が確認できましたので、コケオトギリと判断しました。
コケオトギリをヒメオトギリ属とせず、オトギリソウ属とする場合もあるようで、その場合の学名は、"Hypericum laxum (Blume) Koidz." となります。
写真を撮ったとき、少し離れた場所にはオトギリソウも咲いていました。
分布は、北海道西南部〜沖縄、朝鮮半島中部以南となっています。
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