コショウノキ 胡椒の木 Daphne kiusiana Miq. 双子葉植物 離弁花類 ジンチョウゲ科 ジンチョウゲ亜科 ジンチョウゲ連 ジンチョウゲ属 ジンチョウゲ節 ジンチョウゲ亜節
花 弓張山脈 2009.2.21近づくとジンチョウゲと同じ香りが漂っていました。ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属で、中国原産のジンチョウゲに対し、コショウノキは日本に自生する種です。
分布は、『日本の野生植物 木本』II(平凡社)によると、「本州(関東南部および京都府以西の本州)・四国・九州・琉球の暖温帯と,朝鮮南部の諸島」となっていますが、上の写真は豊橋市内であり、自生と思われるため、上記の分布は正しくないことになります。なお、『豊橋市の植物』(愛知県植物誌調査会)、『宝飯の植物』(東三河農林水産事務所)、『新城地方の植物』(愛知県)には、ちゃんと記載されています。2009.1.31 には、豊川市内でも見かけましたが、まだつぼみでした。
10花ほどからなる頭状花序です。写真のものでは9花が確認できます。枯れている花が1つ。開いているのが4つ。つぼみが3つついています。花弁はなく、白いのは萼で、先端は4裂しています。雄蕊は4つ確認できます。黄色いものと黒っぽくなったものが見えます。
ジンチョウゲと比べると枝があまり分枝しないので、すっきりしています。また、花は白色で、清楚な感じがします。ただ、花柄は無く、また小花柄も痕跡がある程度らしいので、花の付き方としては、すっきりしていません。葉は深緑色の常緑性です。
学名の、"Daphne kiusiana" は、ギリシャ神話の女神ダフネ(属名)と、「九州」(種小名)に由来しているようです。
和名の由来は、橙赤色に熟す液果を噛むと非常に辛いことからなのだそうです。なお、コショウは、コショウ科で、インド南部原産です。
ジンチョウゲ科には、他にガンピ属のガンピなどがありますが、花の付き方、形などは似ていますね。
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