コウヤボウキ 高野箒
Pertya scandens (Thunb.) Sch. Bip.
キク科 キク亜科 コウヤボウキ族 コウヤボウキ属 コウヤボウキ節


花 東三河 宮路山 1999.11.28




花後 東三河 岩屋山 2006.11.3


 

果実 弓張山脈 2005.12.28


 

果実 渥美 雨乞山 2006.1.8

 花の季節が終わる頃、この花の盛りを迎えるので目立ちます。やや乾燥した山地の稜線上などの日当りの良いところに多く生える小低木です。

 頭花は13個内外の筒状花からなり、花冠は5裂し、裂片は線形で反り返ります。総苞片は多列で覆瓦状に並んでいます。そう果には密に毛が生えます。この冠毛は写真のようにしばしば赤みを帯びることがあります。

 花は1年目の枝の先に付き、その枝には卵形の葉が互生し、2年目の枝には3から5枚の細長い葉が束生するといいますが、3枚目の写真では、3枚の葉が束生し、その枝の先にそう果があり、すぐ脇に1枚の葉が残って見えます。束生した葉の1枚は反り返り、裏には毛が生えていて白く見えます。葉が無毛で、2年目の枝に花がつくものにはナガバノコウヤボウキがあります。

 昔の高野山で、竹の代わりに本種の枝で箒(ほうき)を作ったことからの名だと言います。

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