クリハラン(ウラボシ、ホシヒトツバ) 栗葉蘭 中国名:扇蕨
Neocheiropteris ensata (Thunb.) Ching
シダ綱 ウラボシ目 ウラボシ科 クリハラン属
 

葉・胞子嚢群 東三河 石巻山 2010.2.19


 石灰岩の山中でよく見かけるシダです。写真も石灰岩の山中、標高150m前後だと思います。手前に写っている小さな葉は、やはり石灰岩地でよく見かけるヤマアイです。

 葉身の長さ(15〜)25〜40cm位の大きな単葉の葉を見かけるとちょっと嬉しい気持ちになります。ヒトツバの奇形品種の一つをハゴロモヒトツバというように、クリハランの場合も、ハゴロモクリハランというそうです。ただ、別名として、ツノダシクリハランという名もあるそうです。

 和名の「栗葉蘭」は、主側脈がはっきりしている様子がクリの葉に似ているからだそうですが、大きさが全然違うので、あまりクリの葉のイメージは沸きません。

 種小名の、"ensata" は、「剣型の」という意味です。

 分布は、関東地方〜九州、沖縄島、済州島、台湾、中国〜インドシナとなっています。

 クリハラン属には、他に、ヤノネシダがあるのみです。

 参考:『日本の野生植物 シダ』(平凡社)

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