マンリョウ(ハナタチバナ) 万両 Ardisia crenata Sims ヤブコウジ科 ヤブコウジ属
果実 東三河 宮路山 2008.1.27「万両」という和名で、縁起のいい植物となっています。正月などに飾られます。常緑の小低木で、高さは30〜100cm程度。葉は濃い緑色で、部分的に赤みを帯びています。葉の縁が波打っているのも特徴です。
センリョウ科のセンリョウが上向きに果実をつけるのに対し、マンリョウは下向きに果実をつけます。さらに、アカネ科のアリドオシを加えて、「千両、万両、有り通し」となります。アリドオシを忘れると、一瞬の大金持ちで終わることになる?
関東以西の本州、四国、九州、沖縄、台湾、朝鮮半島、中国、東南アジア、インドと、温暖な場所の常緑樹林内に広く分布します。アメリカでは外来有害植物として問題になっているそうです。
果実が黄色に熟するものをキミノマンリョウ、白熟するものをシロミノマンリョウと呼びます。
同じヤブコウジ属には、他にヤブコウジ、カラタチバナなどがあります。ちなみに、ヤブコウジの別名はジュウリョウ(十両)、カラタチバナが百両になっています。なお、一両はアリドオシだそうです。
参考:『日本の野生植物 木本』(平凡社)
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||