アルプスマーモット 英名:Alpine marmot Marmota marmota (Linnaeus, 1758) 脊索動物門 脊椎動物亜門 哺乳綱 齧歯目 リス亜科 リス科 マーモット属
スイス ヴァレー州(Kanton Wallis) ローヌ氷河(Rhonegletscher)付近 2013.7.28
スイス ヴァレー州 トーテン湖(Totensee)付近 2013.7.28フランス・スイス旅行で訪れたフルカ峠越えの道路をバスで通過し、途中のローヌ氷河が見えるところでバスを一旦降りたときに、駐車場の脇で見かけたのが1〜2枚目の写真です。標高は2,260m程度だと思われます。
ローヌ氷河の駐車場脇にいるのは、餌にありつけるからなのか、人慣れしているのでしょうか。それともそんなこと関係なく人を警戒せず普通にいるのでしょうか。またはある程度距離があるので警戒するような距離ではない、ということなのでしょうか。いずれにしても動物園ではない一応野生のマーモットを見ることができたのはよかったです。
3〜5枚目の写真は、ローヌ氷河付近からさらにバスでグリムゼル峠(Grimselpass)方面へ進み、トーテン湖の東岸でバスを一旦降りたときに、囲われた中で飼われていた個体を見たものです。6枚目は、「MURMELTIER PARK」(マーモット公園)。
マーモットは、いくつかの亜属に分類されるマーモットの総称であり、主に山岳地帯に生息しています。ヨーロッパだけでなく、アジア、アメリカにも分布します。ヨーロッパアルプスに生息するものは、アルプスマーモットと呼ばれ、マーモット属のタイプ種(代表として指定されている種)となっています。
主に草食性で、冬季は9ヶ月も冬眠します。危険が迫るとホイッスルのような警戒音でお互いに知らせ合います。頭胴長は42〜54cm、尾長は13〜16cmあり、よく動物園で見かける同じリス科のオグロプレリードッグよりも一回り大きく、リス科で最大級の大きさです。
マーモット(Marmot)というアウトドアブランドがありますが、これはアメリカ合衆国の企業です。ちなみにスイスのアウトドアブランドでマムート(MAMMUT)がありますが、こちらはマーモットではなくマンモスです。