メジロ 目白 英名:Japanese White-eye
Zosterops japonicus Temminck & Schlegel, 1847
スズメ目 メジロ科 メジロ属


 

 

東三河 豊橋 2009.2.11

 知人宅にお邪魔しているとき、庭に面した窓から部屋の中にメジロが飛んできました。別の窓にぶち当たり、カーテンにとまりました。かわいそうなので、その窓を開けて逃がしてやろうとすると、逃げてまた別の窓にぶち当たり、カーテンにとまりました。仕方ないので、近づき、カーテンにとまっているメジロを手にとります。そして窓を開けますが、逃げようとせず、手にとまったまま、じっとしています。窓に頭をぶち当てて、脳震盪でも起こしているのでしょうか。それとも何が起こったのか理解できず呆然としていたのでしょうか。いずれにしても、手乗り文鳥のように、手に乗ったままじっとしているので、片手でカメラを構えてシャッターを押しました。それでも逃げないので、何枚か撮りました。

 大きさからしてまだ子供なのでしょうか。手に乗せるとその軽さも伝わってきます。子供の頃、家で飼っていた文鳥を手に乗せたときと何ら変わらない感触です。たぶんメジロの方がより軽いと思いますが。

 じっと観察すると、目の周りの白い部分も白い毛なのに気づきます。白い睫毛と言ったところでしょうか。持て余し気味になり、メジロっておいしいんだろうか、なんて考えかけたら、飛び立っていきました。何か不穏な空気でも感じたのでしょうか?

 世間一般では、メジロはウグイスとよく間違えられていて、私もメジロのことをウグイスだと思っていました。それは、鶯色というとメジロのような緑色を思い浮かべるからで、うぐいすパンの餡もメジロのような色をしているからです。実際には、ウグイスはもっと地味な色をしていて、ホーホケキョという鳴き声はよく聞きますが、その割には姿をなかなか見せてくれません。それに対し、メジロは、町中でも集団で庭木にとまっていたりして、よく目にします。「目白押し」なんて言葉もあります。

 なお、メジロは現在、捕獲も飼育も法律で禁止されています。

 分布は、東アジア(日本、中国、朝鮮半島、台湾)〜東南アジア(ベトナム、タイ、フィリピン)となっています。

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