昔高森・高森山 売木村の里山

 あてび平散策後、恐怖(!?)の展望塔がある昔高森と、天文広場と御嶽神社がある高森山に登りました。
【山 名】昔高森 971.4m
     高森山 872m
【三角点】三等 971.35m(昭和42年6月移転) 点名:昔高森(むかしたかもり)
      所在地:長野県下伊那郡売木村45-332
【山 域】南信
【水 系】天竜川
【所在地】長野県下伊那郡売木村
【山行日】2007年10月6日(土曜日)
【行  程】こまどりの湯駐車場から昔高森往復、高森山周回
  豊川 ==== 折元IC ==(茶臼山高原道路)== あてび平(散策・昼食)==== こまどりの湯駐車場 ---- 昔高森 --
  7:19                                                                          -13:00     13:15-13:23
  -- 車道 ---- 高森山 ---- 御嶽神社 ---- 国道418号線 ---- こまどりの湯駐車場 ==== 塩吹館 ==
     13:46   13:58-14:00    14:03        14:10                                 14:19-15:02
  ==(93.2km)== 豊川(合計走行距離:181.2km)
              18:08
【所要時間】約1時間15分(昔高森・高森山)
【標高差】約170m(昔高森・高森山)
【天  候】曇(晴れ間あり) 19℃(自宅出発時)、16℃(9:11)、22℃(帰宅時)
     10月6日14時浪合の気象庁データ:気温17.3℃、風速0m/s(静穏)
【地形図】1:25,000 平谷(所持せず)
【スタイル】ミズノ ウォーキングシューズ "FREEWALK"、薄手ショートソックス、眼鏡、紺色デイパック、
 ウェストバッグ、mont bellズボン(中国製 ナイロン100%)、腕時計(CASIO TWIN SENSOR)、
 綿100%水色半袖Tシャツ(Fabric Made In USA、Assembled In Honduras)、
 綿100%トランクス(中国製)、デジタルカメラ:MINOLTA DiMAGE 7(首にかけて歩く)
 9月は三連休があったり、土曜出勤があったりと不規則な勤務日程で、10月のことまであまり考えていなかったのですが、気づけば10月の第一週も三連休。直前になり、ならば、どこかに出かけようと考えましたが、7月の妙高・火打以来、登山らしい登山もしていないため、急な本格的登山も不安で、かと言って近場では味気ないし、花の季節も終わろうとしているので、少しは北の方へ行き、あまりハードでないところということで、茶臼山周辺が思い浮かびました。

 そこで、まずは南側から萩太郎山へ登りたいと思いました。地形図には破線が載っています。そこへ行くには有料道路を通らなければなりません。ならばできるだけ安く、一つ手前の折元ICから入るのが得策でしょう。そしてインターを入ると道路はガラガラ。それに路面の舗装も古いようで、滑らかでなくザラザラしている箇所が多くあります。そして登山口と思われる場所には駐車場とトイレがあり、ここから歩き出しました。展望台への道標もあります。

 ところが、古い小屋と展望板のある展望台がすぐ上にあるだけで、奥は笹が繁り、登山道らしきものは見当たりません。仕方なくあきらめました。まあそんなこともあるだろうと次の候補地に向かうことにしました。帰宅後地形図をよく見ると、破線は古い小屋の辺りからではなく、少し脇から延びていました。その辺りはよく見ませんでしたので、ひょっとしたら踏み跡はあったのかもしれません。

 車で料金所方面へ向かいます。するとその手前にまた駐車場がありました。ここにも展望台への道標があります。また同じようにすぐ上までか、と思いながらも斜面を登ると、やはりその通りで、それより上への踏み跡は見当たりませんでした。また引き返します。

 料金所で現金900円を支払い、あてび平へ向かいます。花の多いところではありませんが、雰囲気はとてもいい散策コースがあります。小鳥茶屋の管理人は朝の掃除をしているようで、頃合を見て声をかけます。私はここを訪れるのは二度目です。少し話を聞いて散策に出かけます。

 今日は前回とは違うコースで、「せせらぎの径」を下っていきます。予定では少し足を踏み入れてすぐに戻るつもりでしたが、「せせらぎの径」を辿っていなかったので、そのトレースをすることにしました。ヒメカンアオイを多く見ました。蕾もありますが、花も咲いています。炭焼き窯跡を2つ見かけました。カワチブシもところどころに咲いていました。道路に出るところまで行き、そのまま戻るのもつまらないから、少し戻って馬の背を登り、周回して茶屋に戻りました。

 きつねうどんを食べながら、茶屋の主人としばし話をします。そのうち、散策路で見かけた女性も戻ってきました。静岡市から初めて来たそうで、雰囲気の良さを気に入っていたようです。

 さて今回はまだ時間があるし、もう1つ候補を考えていました。それが今回の昔高森と高森山です。『長野県 中信・南信 日帰りの山』(章文館)でその名を知り、こまどりの湯から簡単に登れそうです。また高森山というピークも載っていて、登山の紹介こそありませんが、そこへは狭い道路を登って行けそうです。花を期待して、というよりはピークハントが第一目的みたいなものです。

 適当にカーナビで目的地をセットしていくと、塩吹館の看板が目につきました。以前から気になっていたところです。日帰り入浴もできるようで、下山後に訪ねてみることにします。

 さて、登山口はどこか詳細に探します。「平谷」の地形図は持っていないので、上記の本を見ます。どうやらちょっと遠回りをしたみたいですが、こまどりの湯の駐車場へは塩吹館から狭い道を通り抜けて行けるようです。まずはグラウンドゴルフ場の方へ行きますが、駐車適地と思われるところがありません。結局、こまどりの湯の駐車場に駐車することにしました。

 登山口はどこにあるのでしょうか。こまどりの湯の奥にはそれらしき場所はありません。こまどりの湯の玄関前にある階段を登り、グラウンドゴルフ場の方へ行きます。そこにも登山口らしきものはありません。道路脇にあった「展望台 徒歩10分」の方でしょうか。萩太郎山で二度も「展望台」表示に惑わされたので、ひっかかります。それに徒歩10分と書かれているということは、昔高森のピークとは違うと思いました。しかし、他の登山口が見当たらず、残るはグラウンドゴルフ場の中を登って行くか、展望台方面へ行くかしかありません。約1ヶ月前に登った尾村山・東山はパターゴルフ場の中を登っていきました。それが記憶に新しく、その方向を見ます。しかし、その先に登山口らしきものは見えません。結局、展望台方面へ進むことにします。ガイドブックとは若干違うような気もしますが、とりあえず登ってみます。



展望台方面へ行けばよい



グラウンドゴルフ場の建物の方へは行かない



グラウンドゴルフ場の右手を登って行く

 すると、その先はすぐに登山道らしくなりました。どうやら正解のようです。登山道はしっかり踏まれています。登山口辺りは、「炭焼場」という集落のようです。昔高森はその原料を供給していた山だったのでしょうか。

 登山道の途中には古いトイレもあり、そこを左にカーブしていき、少し登ると山頂でした。そしてそこには高い展望塔が建っていました。どうやら昔高森のピークを「展望台」と表示しているようです。駐車場から15分で登りましたが、そんなに早く着くとは思っていませんでした。展望台まで10分という表示も間違いではなかったようです。



トイレ



展望塔



三等三角点「昔高森」

 さて、展望塔。あまりにも細く、中央の一本柱に螺旋階段がついているだけ。それに意外に高さもあります。高さとしては3〜4階建てと言ったところでしょうか。ワイヤーで支持はされているようですが、見た目にも不安定感があります。無事登れるかちょっと不安です。でも錆び付いているというほどでもないので、恐る恐る登ることにします。上部に行くと違和感があります。どうやら揺れているようです。それでももう少しもう少しとわずかずつ登っていき、結局最上部まで行ってしまいました。ゆらゆらと揺れているのがあまりいい気分ではありませんが展望は得られます。中央の柱に寄ったまま写真を撮りました。



螺旋階段の隙間に空間が広がる



錆び付いた螺旋階段を見下ろす



展望台最上部から南側を見る



アンテナの建つ左奥の山は萩太郎山だろう

 ガイドブックによると、今登ってきたコースが「こまどりの湯コース」で、北側へは「岩倉ダムコース」があります。そして踏み跡もしっかりあります。もちろんそんな方へ下りたら後が大変なので、来た道を戻ります。

 下って行くとグラウンドゴルフ場では一組がプレイしていました。車道に出て、駐車場には戻らず、高森山へ向かいます。塩吹館方面へ進み、すぐに右折する急傾斜の車道に入ります。そしてしばらく道路を登って行くと山頂に出ました。

 そこには見慣れない建造物がありました。売木村のウェブサイトから地図を見ると、どうやらここは「天文広場」と呼んでいる場所らしい。すぐ横の低い場所には東屋があり、その先に踏み跡を見かけました。そこを進むとどこへ行くのだろうとガイドブックの地図を見ると、その方面には神社マークがあります。では、そこまで行ってみるか、と思い、進みます。



高森山の頂上



高森山からの展望

 神社があるということはさらにその先には参道があるのではないかと想像しながら進みます。そして山頂部の南端にあたる位置にはちゃんと神社の建物があり、御嶽神社と書いてありました。そして思った通り、参道もありました。ここを南に下っても駐車場に戻るのにそれほど苦労はしないだろうと、参道を下ることにしました。



御嶽神社の裏に出た



御嶽神社の正面



御嶽神社の左側面にはベンチや梯子などがあった



御嶽神社の石



御嶽神社の板

 ガイドブックでは872mピークに高森山と書いてありますが、売木村ウェブサイトの地図では、御嶽神社の位置が高森山となっています。なお、昔高森のピークは、単に「展望台」となっています。

 よく踏まれた参道を下りきると、道路の三叉路に出ました。国道418号線と塩吹館方面への分岐で、車で通ってきて右折したところでした。そして道路に出る手前の高い場所には石仏などがいくつかありました。



登り口付近の木々



登り口の石碑群 地形図にも記念碑の記号が記されています



三叉路に出ました

 国道418号線を歩き、こまどりの湯方面へ右折して駐車場に戻りました。その後は、塩吹館で入浴し、国道151号線経由で帰路につき、新城のバローで買物をしてから帰宅しました。

 見かけた動物
 トンビ、クモ

 見かけた植物
 ウリカエデ(葉)、サルトリイバラ(葉)、アカマツ(葉・実)、ヒノキ(葉)、シロモジ(葉)、ヌルデ(葉)、アカツメクサ(花)、ゲンノショウコ(花)、アキノキリンソウ(花)、イタドリ、イヌタデ、セイタカアワダチソウ


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