キシダマムシグサ(ムロウマムシグサ) 岸田蝮草(室生蝮草)
Arisaema kishidae Makino ex Nakai
サトイモ科 テンナンショウ属 テンナンショウ節
 

 

 



花 東三河 2011.5.14

 見かけた場所のうちの1箇所には、スルガテンナンショウと混生しているところもありました。そんな場所では、スルガテンナンショウが元気だったのに対し、ムロウマムシグサは既に枯れ始めている個体もありました。

 葉は普通2個で複葉。スルガテンナンショウの小葉の数が7〜17枚あるのに対し、ムロウマムシグサは、普通5〜7枚と少なく、また、ばらつきはあるものの混生していた場所で比較すると、スルガテンナンショウよりムロウマムシグサの方が鋸歯が目立っていました。また、ムロウマムシグサの葉は中脈に沿った白斑が目立つものがありました。

 スルガテンナンショウの仏炎苞は薄緑色なのに対し、ムロウマムシグサの仏炎苞は褐色を呈しています。舷部は、スルガテンナンショウが筒部よりも短いのが普通なのに対し、ムロウマムシグサの舷部は先が次第に細まって糸状に延び、筒部よりも長くなります。

 ムロウマムシグサの付属体は、棒状または棍棒状で先端はやや太まる。

 『日本の野生植物 草本』I 単子葉類(平凡社)によると、分布は、「愛知県・近畿地方」となっています。『レッドデータブックあいち 2009 植物編』によると、愛知県の絶滅危惧II類に指定されています。写真の場所が分布のほぼ東限にあたります。

 学名および標準和名は、採集者の岸田松若を記念するものです。

 なお、ムロウテンナンショウは別種となります。

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