明神山 黄紅葉の三ッ瀬登山道

 黄葉紅葉を目当てに出かけました。時期的にはばっちりで、紅葉よりは黄葉が目立ちました。
【山 名】明神山(みょうじんさん、みょうじんやま)(三ッ瀬明神山、大明神)
【三角点】三等 1015.96m 点名:明神山 所在地:愛知県新城市本郷字大洞6番
【山 域】奥三河(設楽山地) 天竜奥三河国定公園・振草渓谷県立自然公園
【所在地】愛知県新城市(2005年9月30日までは南設楽郡鳳来町)・北設楽郡東栄町
【山行日】2006年11月18日(土曜日)
【行 程】三ッ瀬登山道往復
  豊川 ==(58.6km)== 登山口付近 ---- 登山口 ---- 一合目 ---- 二合目(三ッ瀬峠)---- 乳岩東尾根分岐 --
  8:13               9:51-9:59      10:03       10:22         10:34 - 10:38          11:06
  -- 5合目 ---- 6合目(乳岩道分岐)---- 9合目 ---- 明神山 ---- 6合目(乳岩道分岐)---- 5合目 --
     11:11          11:16 - 11:20         11:45     11:51-12:06     12:39?                 12:45
  -- 乳岩東尾根分岐 ---- 二合目 ---- 一合目 ---- 登山口 ---- 登山口付近 ==(60.9km)==
       12:49             13:38       13:50       14:08       14:12-14:16
  == 豊川(合計走行距離:119.5km)
     15:54
【所要時間】4時間13分(含休憩) (登り:1時間52分、下り:2時間6分)
【標高差】約630m
【天 候】晴のち曇
      7℃(自宅出発時)、10℃(10:38)、12℃(山頂)、9℃(下山時)、13℃(帰宅時)
 11月18日新城の気象庁データ:平均気温9.3℃、最高気温15.1℃、最低気温2.5℃、平均風速0.8m/s、日照時間3.6h
【人 数】単独
【地形図】1:25,000 三河本郷(みかわほんごう) 平成10年部分修正測量
【スタイル】皮登山靴zamberlanフジヤマ、薄手ショートソックス+厚手ショートソックス、MILLETザック、眼鏡、
 mont bellズボン(中国製 ナイロン100%)、RunBIRD(ミズノ)半袖Tシャツ(綿60%、ポリエステル40%)、
 MUSSHU長袖シャツ(ポリエステル100%)、ウェストバッグ、腕時計(CASIO TWIN SENSOR)、
 デジタルカメラ:KONICAMINOLTA αSweet DIGITAL(途中まで首に下げて歩く)、
                 MINOLTA DiMAGE7(途中から首に下げて歩く)
【所持飲料】一(はじめ)じっくり旨み緑茶500ml(約400ml飲む)、ビタミンフルーツ熟ぶどう500g(約200g飲む)、アクエリアス カロリーオフ500ml(飲まず)
 土曜日の夕方から、会の山行で愛鷹連峰へ出かける予定でしたが、悪天が予想されるとのことで金曜の夜にメールで中止連絡を受けました。ここのところの好天続きで雨など気にもしていなかっただけにびっくり。新聞の天気予報を見ると確かに雨マークがあります。

 中止がはっきりし、日曜が雨なら、土曜にどこかに行こうと思い、今年はまだ紅葉らしい紅葉も見ていないので、紅葉が見られそうな明神山なんかどうだろうかと思い浮かびました。今年は紅葉が少し遅れているようなので、もう少し北の標高のある山の方がいいかとも思いましたが、あまり朝早く起きられそうにもないし、そんなに遠出はしたくないし、また、最近あまりしっかり歩いていないので、多少はちゃんと歩ける場所がいいと、やはり明神山にしました。ただ、乳岩道は去年の12月に登って、タカノツメの黄葉などを見ているので、今回はもう何年もご無沙汰していて、朝が少し遅くなりそうなのもあるので、歩行時間の短い三ッ瀬登山道にします。

 前夜は1時頃に寝たのに、朝7時には目が覚めて8時過ぎには出発できた。道沿いの木々は既に色づいていて、逆に、明神山の紅葉はもう終わっているのではないか、とも頭をよぎった。サークルK新城とよさか店でおにぎりなどを買って、ついでに買ったホット缶コーヒー(BOSS WEB 微糖)(\120)を飲みながら運転する。道路は、紅葉見物客もいるのか、あまりスピードは上がらない。出発したときは快晴だったが、もう鳥の羽根のような巻雲が出ている。確実に天気は下り坂のようだ。そして三ッ瀬の登山口は想像以上に遠い(遠いことはわかっていてもやはり感覚よりも遠く感じてしまう)。

 登山口付近の路肩には多くの車が所狭しと駐車していて、一番奥でかろうじてUターンできる。そこでUターンしてある程度戻ったところの路肩に駐車する。登山口ではちょうど1組が登りだすところだった。1台だけは、さらに下に止めて準備をしていた。靴をはきかえて準備をしていると下から若そうな男性2人が登って行った。

 車道を少し登り、登山口からはまず最初に沢を横断する。そして分岐した沢に沿って登りだす。ここは天竜川水系である。紅葉は沢沿いが美しいというが、ここはほとんどが植林なので、紅葉らしい紅葉は皆無。たまに幹の直径が1m以上ある大杉がある。あとは植林されたそれほど太くないものばかり。



三ッ瀬集落の南にある東栄ライオンズクラブの「南登山口」看板(北登山口は柿野ルート)

 一合目の銀明水の前にも大杉がある。水は一滴も滴っていない。そして先ほどの若い2名が立ち止まっていた。ザックが重いのだろうか。ザックにはマットもくくりつけられている。「泊まりですか?」と尋ねると、「幕営できる場所があれば」と言っていた。「幕営」なんて言葉を使うとは、どこかの大学の登山サークルか何かだろうか。先に行かせてもらう。



銀明水前の大杉

 尾根に出たところが二合目で左へは「川合」となっている。亀淵林道方面を指しているのだろうか。ただ、そちらは入らないように虎ロープが張られている。尾根を右に折れるとすぐ大きな岩壁が見える場所に出る。後ろから来る先ほどの二人がこの岩を見て、「アルプスみたいだ」というようなことを言っていたのを少し上の方から聞く。どうやら二人はこのあたりの山域には詳しくないようだ。

 

三ッ瀬峠付近の岩場

 梯子などで岩場を越えて尾根を進む。左へ下る踏み跡とそこに赤テープもあるのを見る。地形図で見ると、どうやら川合方面からの乳岩川東尾根の合流点のようだ。そして近くに180番台の宮標石も見る。



樹間に明神山を見る

 5合目の前では既に下りてくる単独男性とすれ違う。その5合目にも宮標石があり、6合目は乳岩道との分岐になっている912mピークで「界一」宮標石がある。そして別の若い男性二人もいた。珍しく若い人をよく見る。



5合目の看板と「界一九O支?」宮標石



乳岩道分岐の六合目にある「界一」宮標石

 この先の尾根にも宮標石があるが、912mピークまでの宮標石が天面の一辺が12.5cmあったのに対し、この尾根のものは10cm四方で小さい。



10cm四方の宮標石

 先に行った若い二人が鎖場の下で左に行こうとしていた。私が追いつき、右に先に行き、「こっち」と。岩場に驚いていた。見た感じ、高校生ぐらいか?



植林帯を抜けたところから振り返る



馬の背岩から鳳来湖と鳳来寺山を見る



馬の背岩からアンテナの立つ小明神を見る



稜線上から北側を覗く



稜線上から南アルプスを見る(仙丈ヶ岳(左)と塩見岳(右)か)



稜線上から南アルプスを見る(塩見岳(左端)と荒川・赤石・聖岳(右)か)



尾根上の岩 往路は右側から手前へ、復路は左の岩に乗って向こうへ越えた

 山頂もそこそこ賑わっている。天気はもう完全に曇り空だが、雪を被った南アルプスは見える。そしてさらに左に見える白い山は中央アルプスだろうか。おにぎり2つ(まぐろユッケ\140、しそ梅むすび\105)と、以前に買って賞味期限も19日過ぎた香月堂のフルーツパウンドを食べる。



山頂の展望台

 下りは写真をたくさん撮りながら歩く。結局1日で258枚の写真を撮った。



馬の背岩から黄葉と山並を見る



紅く映えるのはコアブラツツジの葉だろうか



紅葉黄葉



休猟区

 見かけた植物
 フユザンショウ、スズカアザミ?、キクsp、タカノツメ、ダンコウバイシロモジ、ホソバシャクナゲ、コアブラツツジコハウチワカエデスギ


【明神山が紹介されている主な書籍等】

『わたしたちの明神山』(東三河山ぽ会編)1994年7月10日発行
  「三ッ瀬口」コースは、1994年4月17日の記録として紹介されています。

東三河名山八選 わくわく、ドキドキ明神山コース』(穂の国森林祭2005実行委員会/奥三河開発協議会)
  三ッ瀬登山口と乳岩峡登山口を結んだコースが紹介されているチラシです。

『分県登山ガイド22 愛知県の山』(山と溪谷社)1995年9月25日初版第1刷
  乳岩コースとは別ページで三ツ瀬コースが紹介されています。

『マイカー登山ベスト30東海版』(七賢出版)1994年7月20日第1刷発行
  今回の三ツ瀬コースが紹介されています。

『こんなに楽しい愛知の100山』(風媒社)1991年5月1日改訂第1刷
  「南登山道」として紹介されています。

『ワンデルングガイド10愛知県の山』(岳洋社)平成4年6月13日2版発行
  「表登山道」として紹介されています。

『名古屋周辺 続 山旅徹底ガイド 裏木曽/東濃/奥三河』(中日新聞本社)1996年3月6日発行
  三ツ瀬登山口から乳岩峡へのコースが紹介されています。

『三遠信の山歩き』(風媒社)1998年7月5日第1刷
  三ツ瀬登山口から乳岩登山口へのコースが紹介されています。

『こんなに楽しい愛知の130山』(風媒社)1999年10月8日第1刷
  主に三ッ瀬登山道(南登山道)が紹介されています。

『日本の山1000』(山と溪谷社)1992年12月1日2刷
  堤石峠から撮った明神山のカラー写真が載っています。

『新日本山岳誌』(ナカニシヤ出版)2005年11月15日第1版第1刷発行
  三ッ瀬コースを含む3コースの名、モノクロ写真、概念図が載っています。

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