明神山 鬼岩乗越周回

 山頂までは行きませんでしたが、鬼岩乗越まで周回コースで初めて歩きました。
 ガンコ岩も鬼岩もクライマーで賑わっていました。
 カキノハグサもたくさん見ました。



しゃくなげ尾根の道標

【行き先】鬼岩乗越
【山 域】奥三河(設楽山地)
【水 系】豊川支流宇連川水系
【所在地】愛知県新城市(2005年9月30日までは南設楽郡鳳来町)
【山行日】2013年6月8日(土曜日・先負)
【行  程】乳岩(ちいわ)から周回
 自宅(9:11)==(R1)== 名鉄国府駅 ==(R1)== コスモ石油 ==(R1・県5・県377・県21・R151)==
  ==(9:49)サークルK(9:57)==(R151・県424)==(10:40)駐車地(10:47)----(10:55)乳岩登山口--
  --(11:10)乳岩分岐 ----(11:20)乳岩入口 ----(11:30)ガンコ岩分岐 ----(11:45)峠(11:57)--
  --(12:04)P524脇 ----(12:23)小ピーク ----(12:32)小ピーク ----(13:04)鬼岩乗越(13:21)--
  --(14:40)乳岩分岐 ----(15:02)乳岩登山口 ----(15:09)駐車地(15:15)==(県424・R151・県21)==
  ==(16:26)自宅(合計走行距離:93.9km)
【山行時間】4時間22分(休憩を含む)
【標高差】約475m
【人  数】1人(単独)
【天  候】晴
  気温:25℃(自宅出発時、サークルK)、22℃(登山開始時)、26℃(下山時、帰宅時)
     6月8日13時新城の気象庁データ:気温25.9℃、風速4.4m/s、風向:南西
【地形図】1:25,000 三河本郷(みかわほんごう) 平成10年部分修正測量
【スタイル】登山靴 SIRIO 46ATL 27.0 MADE IN CHINA(2012.07.14 モンタニアで購入)、
 ショートソックス(黄土色)\2,100 毛77%・ナイロン22%・ポリウレタン1%(2011.06.26購入)、
 mont bellズボン(中国製 ナイロン(バリスパン)100% \6,570)、眼鏡、緑色タオル(首にかけて歩く)、
 RunBIRD(ミズノ)中国製半袖Tシャツ(綿60%、ポリエステル40%)、
 MILLETアタックザック、ユニクロ 綿100% トランクス(中国製)、腕時計(CASIO TWIN SENSOR)、
 デジタルカメラ:SONY α350+2.8/100 MACRO(首から提げて歩く)、
         Canon PowerShot SX50 HS(下りの途中から首に提げて歩く)
【所持飲料】SUNTORY やさすい! 桃みかん 520ml(完飲)、サントリー はちみつレモン500ml(約200ml飲む)、
 KIRIN 小岩井 純水ぶどう 果汁20% 470ml(約50ml飲む)、アサヒ 十六茶 600ml(飲まず)
 妻が朝から名古屋へ出かけるので、私は一人で登山へ行くことにします。梅雨の最中ですが、雨は降らないようです。行き先は、最近、出かけていない明神山。さらに、今まで歩いたことのないルートを少し歩いてみることにします。

 朝はゆっくり、9時過ぎに出発します。妻を駅まで送り、コスモ石油でガソリンを40L入れて満タンにしてから登山口へ向かいます。途中、サークルK新城とよさか店で、おにぎりなどを買います。アイスの缶コーヒーも買います。初めて目にした「BOSS 超」というものです。車で飲みます。結構いけます。



コンビニで購入したおにぎりなど



BOSS 超

 国道から宇連ダム方面へ進み、左折するところを一つ手前で曲がってしまいます。このままだと宇連ダムへ行ってしまいます。でも、途中、橋で乳岩峡へ行く道路へ渡れたと思うので、そのまま進みます。すると、右に橋がありました。狭いですが、何とか車でも通れます。そして登山口へ。

 登山口手前で、Uターンしてきた車に話しかけられます。満車だよと。クライマーでしょうか。私もクライマーだと思って、仲間意識で話しかけてきたのかもしれません。「奥でUターンできるよね」と答えて、そのまま奥へ。駐車できそうなところを探しながら進みます。

 最奥の少し手前がUターンエリアになっています。そこで、Uターンし、途中、駐車できる路肩に駐車します。大して遠くありませんが、全く通行の邪魔にならないところです。靴を履き替え、タオルを首にかけ、カメラを持って出発します。

 この時間でも、訪れる人はいます。クライマーとカメラマンです。カメラを持った人は、ササユリを撮っていました。クライマーはテント泊なのでしょう。登山者はもっと早い時間に出発する人が多いと思います。

 歩き出したのは、11時前です。登山にしては遅すぎます。明神山の山頂はあきらめます。ルートは、乳岩分岐で左に折れ、乳岩の入口を見送り、ガンコ岩を右に見て、そのまま尾根まで上がり、北上して、鬼岩乗越まで行き、乳岩登山道を下って登山口に戻ることにします。これぐらいなら時間的には大したことないでしょう。ただ、初めてのルートで、しかも一般登山道でないルートを歩くにしては遅すぎる出発かもしれませんが。

 登山道は濡れています。昨日は豊川でも少し雨が降りました。滑らないように注意しなければなりません。乳岩峡周辺は、一般観光客もいます。

 しばらく登り、乳岩への分岐を左折します。ここにもまだ乳岩を訪れている観光客がいます。しかし、その先は誰もいなくなります。岩にボルトが埋め込まれている場所を見かけました。「乳岩一巡 20分」と書かれた看板があります。入口は少し上です。かなり前に会社の仲間で一巡したことがあります。結構な岩場で、見ごたえもあり、20分では周回できなかったような記憶があります。



乳岩入口の看板



「しゃくなげコース」の看板



苔むした樹幹の間から乳岩巡りコースの急な階段が見えます



乳岩巡りコースの階段と切り立つ岩

 しばらく登ると声が聞こえてきます。こちらは観光客ではなく、ガンコ岩でクライミングをしている人たちです。10人前後はいたでしょうか。それを右に見て、私は踏み跡を真っ直ぐ進みます。ここからは、全く人はいません。

 湿度は高く、汗だくです。ガンコ岩を過ぎて少し先で、一瞬ルートを外しました。ルートは沢沿いに行き、左岸から右岸へ進んでいますが、右へも踏み跡があったのです。クライマーのつけた踏み跡でしょうか。みんなが間違えて、踏み跡はどんどん濃くなっているのかもしれません。でもすぐに気づき、本来の踏み跡に戻れました。

 尾根に出て休憩します。まだ登りがありますので、少し腹ごしらえをします。ザックに入れておいた「Asahi クリーム玄米ブラン いちじく」を食べます。なかなかおいしかったです。

 

クリーム玄米ブラン いちじく

 ここからのルートを『わたしたちの明神山 改訂版』(東三河山ぽ会編)で再確認します。ここからは、「乳岩川西尾根」と「一の沢トンネル」の2コースです。まだ、思ったよりも時間がかかりそうです。少しペースを上げることにします。ちなみに、ここまでは、「乳岩道」と「シャクナゲ遊歩道」の2コースです。つまり、今回のコースは、本の4コースを少しずつ繋ぎ合わせた形になります。こうすることにより、周回コースができるわけです。



『わたしたちの明神山 改訂版』を持参しました



「しゃくなげ尾根」の案内板もありました 鬼岩乗越方面は破線の難路になっています

 ここからしばらくは緩やかな傾斜で、一旦は汗もひきます。踏み跡もまあまあしっかりしています。岩に付着した土と木が岩から剥がれている場所がありました。まだ新しそうです。昨日の雨で剥がれたのかもしれません。

 『わたしたちの明神山 改訂版』に、「途中の尾根を塞ぐように居座るコケの付いた大きな一枚岩は右に巻いて登る。」とある場所は確かに右側に巻く踏み跡があり、そこを登りましたが、岩を直登しても行けるぐらいの傾斜に見えました。

 この尾根はホソバシャクナゲが多くありますが、コウヤマキもたくさん見かけました。尾根上には「境界明確化」と書かれた白い杭もたくさん埋め込まれています。

 途中、下りで踏み跡を外しました。岩を回り込む場所で、しっかり回り込まなければならないところを途中で真っ直ぐ下ってしまいました。でも、すぐに気づき、引き返して踏み跡に戻りました。基本的には尾根に忠実に進めばいいのですが、踏み跡は、必ずしも尾根上にはなく、左寄りにつけられている場合が多いようです。

 一の沢トンネルコースとの合流点は、わかりませんでした。なんとなく、ここかなあというところはありましたが、踏み跡がはっきりせず、確信は持てませんでした。小ピークがいくつもあり、どこを歩いているのかはっきりしません。でも踏み跡と北進しているという大まかな方向は合っているので、心配はありません。ただ、鬼岩乗越に着くのが何時になるかだけです。でも、そこそこいいペースで歩いていると思うので、明るいうちに下山できる自信は持っていました。

 675mピークを巻いたかどうかもわからず、尾根の小ピークに着くと、2人のクライマーが休憩していました。ザイルはつけたままで、ヘルメットはとっていました。夫婦でしょうか。下の岩場が混んでいるのでこちらに来たと言ってました。この辺にも岩場があるのかと聞くと、鬼岩乗越の下にあるとのこと。ということは、鬼岩乗越に近いのかと確認すると、すぐ先だと言います。もうそんな場所まで来たとは気づいていませんでした。



放置されたワイヤー



谷を挟んで対面の露岩



「境界明確化」と書かれた杭



小枝に巻き付いていた赤紐



山腹の岩

 その小ピークから下ると鬼岩乗越でした。二人の若い男性が休憩していました。挨拶しても返事が返ってきませんでした。二人は今から山頂まで行くようです。出発していきました。その後、一人の男性が下ってきて、素通りで下っていきました。彼とは挨拶を交わしました。



鬼岩乗越の道標

  

鬼岩乗越から明神山方面を見る



鬼岩乗越から明神山へと続く登山道を見る



鬼岩乗越から歩いてきた方向を見る

 あとはゆっくり下るのみです。雨宿り岩や鬼岩はクライマーで賑わっています。若い登山者もいます。ここでも登山者の若年化は見られます。女性クライマーがちょうど終了点付近にいたので、少し見ていました。やはりここに来るクライマーはいい動きをしています。ハングした岩場でも簡単そうに登っていました。



乳岩登山口方面への登山道



下り途中

 

鬼岩のクライマー



鬼岩にある岩頭

 

下山途中で見た岩



窯跡



「一服の岩」道標



石標



根張り



苔むした岩

 

乳岩川に架かる橋を渡り振り返ります

 下っていくと、どんどん暑くなってきます。でも、すれ違いで登ってくるクライマーはもっと汗をかいています。下の方は一般観光客がいます。



「天然記念物及名勝 乳岩及乳岩峡」の石標と幟

   

登山口付近の沢沿い



「天竜奥三河国定公園 乳岩(ちいわ)峡 鳳来町」の看板

 車に戻り、靴下と靴を履き替え、自宅まで直行で帰りました。

 コナミ歩数計によると、今日1日で歩いた歩数は14,069歩でした。

 見かけた動物
 ニホントカゲ、ヤスデsp


 見かけた花
 ササユリ、ドクダミ、ガンピ、ウツギ、ツルアリドオシ、ニガナ、モチツツジ、コアジサイ、コナスビ、カキノハグサ、ホウライコツクバネウツギ、ヤマトウバナ、タツナミソウsp


【明神山が紹介されている主な書籍等】

『わたしたちの明神山 改訂版』(東三河山ぽ会編)2009年3月12日発行
  明神山35コースのうち、乳岩道は第1番目のコースとして紹介されています。

『わたしたちの明神山』(東三河山ぽ会編)1994年7月10日発行
  明神山23コースのうち、乳岩道は第1番目のコースとして紹介されています。

東三河名山八選 わくわく、ドキドキ明神山コース』(穂の国森林祭2005実行委員会/奥三河開発協議会)
  三ッ瀬登山口と乳岩峡登山口を結んだコースが紹介されているチラシです。

『分県登山ガイド22 愛知県の山』(山と溪谷社)1995年9月25日初版第1刷
  三ツ瀬コースとは別ページで乳岩コースが紹介されています。

『名古屋周辺 続 山旅徹底ガイド 裏木曽/東濃/奥三河』(中日新聞本社)1996年3月6日発行
  下山路として乳岩コースが紹介されています。

『こんなに楽しい愛知の100山』(風媒社)1991年5月1日改訂第1刷
  サブコースとして乳岩コースが上級者向きとして紹介されています。

『ワンデルングガイド10愛知県の山』(岳洋社)平成4年6月13日2版発行
  下山路として乳岩コースが紹介されています。

『三遠信の山歩き』(風媒社)1998年7月5日第1刷
  下山路として乳岩コースが紹介されています。

『こんなに楽しい愛知の130山』(風媒社)1999年10月8日第1刷
  主には三ッ瀬登山道(南登山道)の紹介ですが、概念図を含め乳岩コースも紹介されています。

『朝日新聞』1999年5月1日版「ふるさと山自慢 明神山」
  下山路として乳岩コースが紹介されています。

『名古屋からの山なみ 東山スカイタワー基点』(中日新聞本社)1991年6月1日発行
  乳岩ルートを南ルートとも呼んでいます。
  amazon.co.jpで購入できます→名古屋からの山なみ

『渓谷と山を訪ねて 東海ベストハイク』(七賢出版)1995年5月7日第1刷発行 闇苅渓谷側
  乳岩峡からシャクナゲ遊歩道の紹介がメインですが、乳岩道も中級者向けコースとして紹介されています。
  改訂版はここから購入できます→amazon.co.jp 渓谷と山を訪ねて

『日本の山1000』(山と溪谷社)1992年12月1日2刷
  堤石峠から撮った明神山のカラー写真が載っています。

『新日本山岳誌』(ナカニシヤ出版)2005年11月15日第1版第1刷発行
  乳岩コースを含む3コースの名、モノクロ写真、概念図が載っています。

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