明神山 暑さでへばりそう

 お盆の時期の明神山には登ったことがなかったと思います。暑い時期なら涼しい高山がいいのでしょうが、あえて低山を登るのもありだと思います。ただし水分は多めに必要です。登山らしい登山も久しぶりで、途中で引き返そうかとも思いましたが、他にも登山者がいて、気持ちも上向きに。下り坂の天気予報に反して雨も降らず、何とか山頂まで行けました。
【山 名】明神山(みょうじんさん、みょうじんやま)(三ッ瀬明神山、大明神) 1015m
【三角点】三等 1015.96m 点名:明神山 所在地:愛知県新城市本郷字大洞6番
【山 域】奥三河(設楽山地) 天竜奥三河国定公園・振草渓谷県立自然公園
【水 系】豊川支流宇連川水系・天竜川支流大千瀬川水系
【所在地】愛知県新城市(2005年9月30日までは南設楽郡鳳来町)川合乳岩・椎代・北設楽郡東栄町本郷明神
【山行日】2009年8月13日(木曜日)
【行  程】乳岩(ちいわ)登山道往復
  豊川 ==(18.0km)== サークルK新城とよさか店 ==(27.7km)== 乳岩登山口 ---- 一服の岩 ---- 鬼岩 --
  8:07                    8:35 - 8:45                     9:27-9:32      10:21-10:25    10:53
  -- 鬼岩乗越 ---- 胸突八丁ノ頭 ---- 三ッ瀬分岐 ---- 明神山 ---- 三ッ瀬分岐 ---- 胸突八丁ノ頭 --
   11:00-11:08          -11:48         12:00       12:34-12:52     13:31          13:41-
  -- 鬼岩乗越 ---- 一服の岩 ---- 水場 ---- 乳岩登山口 ==(3.3km)== 名号温泉 ==(25.1km)== バロー新城店 ==
   14:08-14:18       15:03      15:10     16:03-16:11           16:19-16:58             17:42-18:17
  ==(18.4km)== 豊川 (合計走行距離:92.5km)
              18:47
【所要時間】6時間31分(含休憩) (登り:3時間2分、下り:3時間11分)
【標高差】約820m
【人  数】1人(単独)
【天  候】曇または晴
     29℃(自宅出発時)、27℃(登山開始時)、28℃(鬼岩乗越往路・復路)、
     27℃(胸突八丁ノ頭復路)、31℃(名号温泉)、33℃(バロー)、31℃(帰宅時)
     8月13日新城の気象庁データ:平均気温28.4℃、最高気温34.2℃、最低気温23.6℃、
     平均風速1.9m/s、最大瞬間風速7.8m/s、最多風向:南西、日照時間9.3h
【地形図】1:25,000 三河本郷(みかわほんごう) 平成10年部分修正測量
【スタイル】皮登山靴zamberlanフジヤマ、薄手ショートソックス+厚手ショートソックス、MILLETザック、眼鏡、
 mont bellズボン(中国製 ナイロン100%)、タオル、綿100%トランクス(中国製)、黒色ウェストバッグ、
 mont-bellポリエステル100%(ウイックロン)半袖Tシャツ(日本製)、腕時計(CASIO TWIN SENSOR)、
 デジタルカメラ:MINOLTA DiMAGE7(首に下げて歩く)、SONY α350(楽天市場)(大部分は首に下げて歩く)
【所持飲料】幸香園 緑茶 500ml(楽天市場)(完飲)、ボルヴィック フルーツキス Lemon 500ml(完飲)、
 KIRIN LOVES SPORTS 555ml(完飲)、サントリービタミンウォーター500ml(約350ml飲む)
 土日を入れて4日間あるお盆休みの初日。前夜は早く就寝したのですが、暑さのせいか深夜に目が醒めたりして、結局朝起きたのは7時頃。仕事の疲れもあったのでしょうか。パンを食べて準備をします。

 朝の天気予報では午後が雨とのこと。しっかり登る登山は久しぶりなので、雨でも登るか、という考えと、1日延期しようかという考えが浮かびました。でも、せっかくそのつもりでいたので、とりあえず出発することにします。

 本宮山あたりは雲の中のようです。新城のサークルKで昼食のおにぎりなどを買って(\868)、ワンダ モーニングショットコーヒー(アイス190g, \120)を飲んで北上します。予想外に北の方は晴れ間が広がっています。

 乳岩峡入口の駐車場に車は多くはとまっていませんが、何台かはとまっています。このうち登山者は何人いるのでしょうか。それほど多くはないでしょう。駐車車両の半分以上は鬼岩などでのクライマーだと思います。平日のためかそれともお盆休みなのか売店も閉まっています。



乳岩道登山口



登山口の伝言板

 乳岩川沿いの滑りやすい岩の河原を歩き、登っていきます。途中で上半身裸のクライマー2人に抜かれます。一服の岩で休憩し、スポーツドリンクを飲みます。



乳岩川に架かる橋と見上げる乳岩

 鬼岩はクライマーでにぎわっています。その上、雨宿り岩(ハイカラ岩)にもクライマーのザックが置いてありますが、姿は見えません。



「鬼岩」標柱

 鬼岩乗越で休憩し、おにぎり(ねぎとろわさび \128, 172kcal)を食べ、ボルヴィック フルーツキスとお茶を飲みます。その先、根っこの這った岩場を通過して左に曲がるところで、岩の下を左へ行かなければならないところを気づかずに真っ直ぐ登ってしまい、岩の上に出てしまいました。でも、気をつければ下れそうです。そこを下って登山道に合流します。



この岩を下りました



岩のトンネルをくぐりました

 胸突八丁はさすがに汗だくです。久しぶりの登山だという影響も出ているのでしょうか。胸突八丁ノ頭まで行って引き返そうという気持ちになります。天気予報も下り坂だし、なんて言い訳っぽいことも頭に浮かびます。

 胸突八丁ノ頭に着くと、2人の先行者がいました。わずかな会話をしますが、やはり私の口からは弱音が出ます。もちろん休憩します。しかし、先行者に会ったことで、もう少しがんばってみようという気になりました。



ほぼ満水の鳳来湖を望遠

 そして歩き出すと、その先はそれほどの傾斜でもありません。気持ち的にもかなり持ち直しました。しかし、困ったことが一つ。デジカメα350の調子が悪いのです。どうやら汗が滲みて動作不良を起こしたようです。電源を切っても断続的に作動音がします。一旦バッテリーを抜いてザックにしまいます。

 三ッ瀬道との分岐が近づくと、宮境界標石があります。今まで気づかなかったのですが、3つも見かけました。最初の二つは「界支・・」の文字があります。そして三つ目は「界二」です。三ッ瀬道との分岐にあるものは2006年11月(記録)に見かけて、「界一」だったのを記憶していますが、その続きの「界二」がここにあったわけです。しかし疑問もあります。三ッ瀬道との分岐ピークから三ッ瀬道側にも明神山側にも境界標石が続いているのです。そして乳岩側にも続いているのは不思議です。境界なのだから、三方にあるはずはないのです。考えられるのは、途中から境界が変わったか、それとも、管轄が違うから境界が別々にあるのか、または、ランク分けがあるのか。そんなところでしょうか?



「界二」

 いくつか岩場を通過し、馬の背岩で先行者に追いつきます。ケータイで写真を撮っていました。山頂には他に2人組が昼食をとっていました。同じく乳岩道を登ってきたようですが、出発が早かったようです。展望台の上からはさすがに南アルプスは見えません。昼食をとっているとさらに一人の登山者がやってきました。今日の登山者は私を含め、この6人のようです。昼食は、ごま塩鮭ハラミおにぎり(\115, 200kcal)、めはり昆布おにぎり(\130, 204kcal)、SOYJOY カカオオレンジ(133kcal)。



鎖場 脇には杖が二本置き去りにされていました



馬の背岩の梯子上



馬の背岩から鳳来湖を隔てて宇連山(右)、鳳来寺山(左)方面を見る



馬の背岩からの山並



山頂の「明神」



三等三角点「明神山」

 山頂にいた2人と単独の男性が先に下山にかかり、次に私が下山を開始します。9合目上の岩場は迂回せず、尾根を下ります。最後は岩場の下りとなり、慎重に下ります。



9合目上の岩場 ここを下りました



豊川水系と天竜川水系の分水嶺上にある尾根道

 胸突八丁ノ頭で休憩し、出発したときに、登りで会った二人が下りてきました。この先、この二人とは抜きつ抜かれつで前後していきます。

 最初は岩のトンネルをくぐる地点です。岩の下をくぐらなくてもくぐってもいいのですが、私は往路も復路もトンネルをくぐりました。くぐらず迂回してきた二人が先行します。そしてその先の山肌が見渡せる地点で二人が腰を下ろしていたので、私が先行します。

 そして鬼岩乗越で私が休憩している間に二人が先行します。雨宿り岩ではクライマーが何人かいました。鬼岩で二人がいましたが、一人が足がつったので休憩していたようです。大丈夫とのことで、私が先行します。さらに途中で私がケータイで足を止めて話している間に二人が先行していきました。

 乳岩川を横断するところでは、水に浸かって涼んでいたので、私は手を水に浸けただけで先行します。一服の岩では休憩せず、水場でたくさんの水を飲み、タオルとバンダナの汗をしぼって水洗いもします。水はクセがなく、飲みやすい水だと思いました。ただ、空になったPETボトルに、後日のコーヒー用の水を汲んでおけばよかったとちょっと後悔しました。

 さらに下で、花の写真を撮っているときに、また二人に抜かれました。乳岩峡では観光客のアベックや子供連れの家族が涼んでいました。

 下山後の温泉は湯谷温泉を考えましたが、うめの湯でもいいと思い、久しぶりにうめの湯へ行きました。さっぱりし、自販機で、キリン トロピカーナ フルーツブレンドジュース(280g、\120)を買って出発しました。その後少し雨が降りましたが、結局、雨が降ったのはこのときだけ。

 新城のバローで夕食等の買い物をします(\3,577)。「グリコ ゆずシャーベット」(\63)も買って車で食べました。アイスクリームを買うなんてことは何年ぶりかわからないほどですが、さすがに今日はめずらしく欲しました。さらにあまり冷えていないコカ・コーラ(350ml、\48)も飲みながら運転して帰宅しました。

 結局、カメラは修理に出すことに。でも、無償修理期間内でも、汗が滲みた場合は有償とのこと。税込20,895円の修理代を請求されました。もちろん、交渉しましたが。

 見かけた動物
 ニホントカゲ、ニホンカナヘビ、ウグイス(声)、ミンミンゼミ(声)、ツクツクボウシ(声)、ヒグラシ(声)

 見かけた花
 シコクママコナ、イワタバコ、キンミズヒキ、ナガバノコウヤボウキ、キハギ、ノリウツギ、リョウブ


【明神山が紹介されている主な書籍等】

『わたしたちの明神山 改訂版』(東三河山ぽ会編)2009年3月12日発行
  明神山35コースのうち、乳岩道は第1番目のコースとして紹介されています。

『わたしたちの明神山』(東三河山ぽ会編)1994年7月10日発行
  明神山23コースのうち、乳岩道は第1番目のコースとして紹介されています。

東三河名山八選 わくわく、ドキドキ明神山コース』(穂の国森林祭2005実行委員会/奥三河開発協議会)
  三ッ瀬登山口と乳岩峡登山口を結んだコースが紹介されているチラシです。

『分県登山ガイド22 愛知県の山』(山と溪谷社)1995年9月25日初版第1刷
  三ツ瀬コースとは別ページで乳岩コースが紹介されています。

『名古屋周辺 続 山旅徹底ガイド 裏木曽/東濃/奥三河』(中日新聞本社)1996年3月6日発行
  下山路として乳岩コースが紹介されています。

『こんなに楽しい愛知の100山』(風媒社)1991年5月1日改訂第1刷
  サブコースとして乳岩コースが上級者向きとして紹介されています。

『ワンデルングガイド10愛知県の山』(岳洋社)平成4年6月13日2版発行
  下山路として乳岩コースが紹介されています。

『三遠信の山歩き』(風媒社)1998年7月5日第1刷
  下山路として乳岩コースが紹介されています。

『こんなに楽しい愛知の130山』(風媒社)1999年10月8日第1刷
  主には三ッ瀬登山道(南登山道)の紹介ですが、概念図を含め乳岩コースも紹介されています。

『朝日新聞』1999年5月1日版「ふるさと山自慢 明神山」
  下山路として乳岩コースが紹介されています。

『名古屋からの山なみ 東山スカイタワー基点』(中日新聞本社)1991年6月1日発行
  乳岩ルートを南ルートとも呼んでいます。
  amazon.co.jpで購入できます→名古屋からの山なみ

『渓谷と山を訪ねて 東海ベストハイク』(七賢出版)1995年5月7日第1刷発行 闇苅渓谷側
  乳岩峡からシャクナゲ遊歩道の紹介がメインですが、乳岩道も中級者向けコースとして紹介されています。
  改訂版はここから購入できます→amazon.co.jp 渓谷と山を訪ねて

『日本の山1000』(山と溪谷社)1992年12月1日2刷
  堤石峠から撮った明神山のカラー写真が載っています。

『新日本山岳誌』(ナカニシヤ出版)2005年11月15日第1版第1刷発行
  乳岩コースを含む3コースの名、モノクロ写真、概念図が載っています。

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