ネコノメソウ(ミズネコノメソウ) 猫の目草(水猫の目草)
Chrysosplenium grayanum Maxim.
ユキノシタ科 ユキノシタ亜科 ネコノメソウ属 ネコノメソウ節


 

花 近江 伊吹山地 2009.3.21

 ネコノメソウ属には葉が対生するネコノメソウ節と、葉が互生するヤマネコノメソウ節とがあります。本種は対生します。葉腋を除き、植物体は無毛です。ヤマネコノメソウに比べ、湿り気のある場所に生えていて、水流のある場所にも生えています。

 写真を撮った場所の近くには、ヤマネコノメソウの方が多く生えていました。一般的に、ネコノメソウよりヤマネコノメソウの方が普通に見られます。

 ネコノメソウ属には花弁がありません。本種の4枚の萼裂片は淡黄緑色または淡黄色です。雄蕊は4個で、葯は淡黄色です。

 萼裂片の色が似ているものには、ヤマネコノメソウやトウノウネコノメがあります。萼裂片が褐色を帯びるものには、ボタンネコノメソウヨゴレネコノメなどがあります。

 和名は裂開した果実の形が瞳孔の閉じた猫の目に似ているからだといいます。

 分布は、南千島、北海道、本州となっています。

 参考:『日本の野生植物 草本』II(平凡社)、『開花順 四季の野の花図鑑』(技術評論社)

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