ノブキ 野蕗
Adenocaulon himalaicum Edgew.
キク科 キク亜科 キオン族 ノブキ属


 

花 飛騨 城山 2006.8.12

 ヌマダイコンに似ていますが、ヌマダイコンの葉が対生なのに対して、ノブキは互生です。また、ノブキは名のように、フキの葉に似ています。葉柄には翼があります。フキとは異なり、食用とはならないそうで、そのことからも、「野」蕗という名があるようです。花はシュウブンソウにも似ています。

 頭花の縁には雌花があり、中心部に両性花があります。両性花は不稔性で、縁の雌花だけ稔るそうです。そう果は開出して先の方に腺毛が生えています。この腺毛が動物に付き、散布します。人にも付いて広がるので山道沿いに多く見られたりします。

 分布は、南千島、北海道〜九州、朝鮮半島、中国、ヒマラヤとなっています。

 参考:『日本の野生植物 草本』(平凡社)

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